2013年4月25日木曜日

むすんでひらいて5 「練習試合中止」深まる溝


「練習試合中止」深まる溝

「参加できない部員が・・・」投げ掛けた疑問

昨年8月1日夜。
安曇野市内にある中学校男子バスケットボール部の保護者会長が、
顧問だった男性教諭からの電話を受けた。

「3日後の練習試合に出場できなくなりました」(顧問)
「どうしてですか?」(保護者会長)

長野県内の中学校の運動部は、主に平日に行う部活動と、
その延長で冬場や祝祭日、夜間などに活動する「社会体育」から成り立っている。

社会体育は保護者らでつくる組織が運営して支え、
練習時間が制限される部活動を補う県独特の仕組みだ。

練習試合は8月4日の土曜日。
社会体育として参加することになった。
この中学校では、土曜日は午前中しか部活動ができず、
午後にもまたがる活動は社会体育でなければ出場できないルールのためだ。

社会体育に参加するかしないかは個人の判断。
この男子バスケ部では当時、1人の1年生部員が社会体育に加入していなかった。
その部員は練習試合には出られない。

顧問が保護者会長に電話をかける数日前の7月下旬、
息子(13)が在籍する男子バスケ部のボール代負担を契機に学校とトラブルになっていた母親(49)は、息子からこんな言葉を聞いた。
「○○(社会体育未加入部員の名前)が出られないなら僕も行かないようにしようかな」

息子が運動部に入り、部活動と社会体育の仕組みが少しわかり始めていた母親。
息子の話を聞いてこう思った。
「練習試合に参加できなくなる部員がいるのはおかしい」

8月1日、母親は学校を訪れて、当時の校長(58)にその疑問を伝えた。

練習試合を社会体育で参加することに決めた保護者会は既に、
社会体育に入っていない部員の保護者に対して練習試合に出場できなくなる事を伝え、
了解を得ていた。
母親もそれを知っていた。

ただ、「今後も同じようなことが続いたら嫌だ」
と考えて校長に伝えた。
母親から疑問を投げかけられた学校側は中止を決定し、
顧問が保護者会に伝えた。

練習試合といっても、男子バスケ部の1、2年生の部員にとっては3年生の引退後、
初めての対外試合。
練習にも熱が入っていた。
突然の中止は相手チームにも迷惑をかける結果となった。

母親は練習試合の中止まで求めていたわけではない。
母親には学校側から「出場できない生徒がいるのは好ましくない」
との説明があった。
しかし、保護者会の間では「母親が練習試合を中止させた」
と受け止められていった。

保護者会は8月3日、校長立会いの下、学校で母親と会合を持った。
母親と学校や保護者会で行き違いが続くため、
学校と保護者会が関係を改めようと設けた。

コンピューター室で午後4時に始まった会合。
この日、トラブルが続くのは顧問の責任として顧問交代を望む母親と、
部員から信頼されているとして続投を望む保護者会で意見が対立した。

両者の意見を聞いた校長は、
当事者の男子生徒がバスケの部活を楽しみにしていることから、
この顧問が続けることに問題はないと判断した。 
会合が終わったのは午後9時前。
その時点での顧問の続投が決まった。

7.30と7.31の出来事
http://pandemonium12.blogspot.jp/2013/03/81.html

8.1校長と差しで話す
http://pandemonium12.blogspot.jp/2013/03/730731.html

8.3騙された保護者会
http://pandemonium12.blogspot.jp/2013/03/83.html



この記事にはありませんが、一学期末に、
「夏休みの部活計画表」というプリントがきていました。
追って写真をアップしますが、
曜日ごとに「社体の活動」「部活の活動」というように、
きちんとカテゴリーが分かれていたのです。

なので、社体に入っていない子、
家のように入ったものの参加をどうしようか考えている子は、
「社体」のくくりの行事には参加できないのは、元々承知でした。

しかし、問題の日の試合は「部活での参加」となっていたのです。
部活の対外試合といえば、「学校行事(に準ずるもの)」という感覚だったのですが、
それを部活父兄の胸三寸で、

「社体で行く事にしましたから、入ってない人は遠慮してくださいね」
保護者会長奥方からの突然の電話に驚きました。

「学校行事を父兄の自由に・・・?」

新聞には書かれていませんが、私の疑問はそこです。
社体と部活の関係。
「部活」の試合も全部こうして「社体」という事になってしまっては、
部活に入っていても意味がないのかな・・・とも思いました。

当時社体のしくみがよくわかりませんでしたし、
部活の試合を社体にする・・・などという事が往々にしてあるなら、
社体にも入っていた方が良いな・・・と思っただけで校長に質問したのです。

この試合の件、校長は社体に入っていない子を差し、
「排除される子がいてはならない」とキャンセルしました。
「ただ部活で行けるように戻せばいいのでは?」と言いましたが、
断固キャンセルと言ったのは太田校長です。
よくわからないシステムなので、それ以上の話はしませんでした。

8月1日の校長との面談は、実は別件だったのです。
顧問からの暴行や、それを隠蔽したいが為の顧問からの脅迫などで
「武装」して学校に行っていた息子には円形脱毛症ができ始めていました。
その時は暴行の件は1人で抱えていたわけですが、
精神的に追い詰められて髪が抜けたと思われます。

円形脱毛は顕著でしたが、精神的なものなので、
「すぐに校長先生が解決してくれるからね」
と言ってあげたかったのでこちらから学校へ赴いたのです。

なので、7月27日の面談の際に、
「新顧問は夏休み中に解決しましょう」と合意した事を、
思ったより息子は思い悩んでいたようなので、
「早期解決を」という話をしに行ったのです。

校長は8月1日、「顧問を外す緊急保護者会を開く」と言ったにも拘わらず、
翌々日の保護者会では、丸ごと私を騙しました。
その録音ありきで、9月12日の始末書に至っています。

保護者会長の奥方に怒鳴られて帰れなくなった挙句、
5時間も拘束され、末っ子の喘息発作まで起きた。
これも新聞にはありませんが、5時間経過した夜9時に、校長に向かって
「いいかげんに開放して欲しい。あなたみたいな嘘つきは初めて見ました!
私はあなたの嘘を証明しますから」
と、無理矢理席を立って出たのです。

今もって何故こんな話になっているのかわかりません。

8月3日、太田校長が、
「諸々の非違行為により、今年度の顧問は下ろすことになりました」
そう言えば良かっただけの話で、
反省させ、来年度また顧問に復帰させれば良かったのではないでしょうか。

新聞記事だけでもわかると思いますが、
この校長は自分の職務である教員の配置を、
保護者会に丸投げしたのです。

学校運営、教員や用務員の配置は、2011年度に民主党が相当改訂しています。
校長は、学校内で職員の配置を国から任されているにも拘わらず
「父兄の意見を聞く」という形で自分の責任を放棄しました。

なので、保護者会も自分達の思い通りになると奢ったのではないでしょうか。
私は、最初から「非常識な教員に対する校長からの指導」を求めただけです。

今豊科北小学校に異動したそうですが、
この校長の元では「担任」「顧問」「用務員」
全てが『父兄のご意見で』ということになるのでしょう。

自分が与えられた権限を扱う事ができず、
何の決定もできない体たらくを「皆さんの意見を聞いて・・・」
という話にしているだけです。




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