2013年4月25日木曜日

むすんでひらいて4「差別では」強まる不安


「差別では」強まる不安

1人だけ連絡先が空欄の名簿

昨年7月17日、安曇野市内の中学校に通う男子生徒(13)は、
同じ男子バスケットボール部に所属する同級生から学校で「これお母さんに」
と渡された封筒を持ち帰った。

帰宅した後、開けて見ると、なかにはA4判1枚の名簿。
生徒は少しの間眺めて、その場で泣き出した。
自分の名前の欄だけ、保護者の連絡先やメールアドレスが空欄だったからだ。
「仲間はずれにされた・・・」泣く息子を隣で見ていた母親(49)はこう思った。

「これはまるで差別か、いじめじゃないの」
名簿にはバスケ部顧問だった男性教諭とコーチ、部員15人の名前が並ぶ。
保護者の固定電話、携帯電話の番号、メールアドレスが記載されている。
3年生部員が引退したのに合わせ、
男子バスケ部の保護者会も1、2年生の新メンバーの名簿を作り、
7月15日、初会合で配った。

バスケ部の保護者会長によると、
7月9日付で保護者宛にA4判1枚の通知が出された。
上半分に保護者会の開催日が書かれ、下半分が名簿作成用の電話番号などの連絡先記入用紙になっていた。提出期限は13日だった。

通知は、保護者会長が部員を通して各保護者に届くようにしていたが、
母親は「受け取っていない」としている。

締め切りまでに、この母親を除く14人が連絡先を提出。
母親に関しては、保護者会のメンバーが前保護者会長から引き継いで知った
生徒の祖母が住む家に何度か電話をかけた。

しかし、連絡がつかなかったため、
15日の初会合に間に合うよう、生徒の欄が空欄の名簿を作った。

母親はバスケ部の顧問から聞いて初会合の開催日は知っていたが、
バスケットボール代負担を機に運動部の在り方に疑問を持ち始めたため、欠席した。
既にボール代の個人負担や顧問電話対応などで学校側ともめていて、
「校長先生は会ってくれないかもしれない」と思った母親。

名簿が届いてから10日後の7月27日、安曇野市教育委員会を初めて訪ね、
空欄だった名簿の問題を訴えた。

この時、ボール代の問題や顧問の部活中の喫煙などについても伝えた。
安曇野市教委はすぐに、母親から聞かされた内容をこの中学校に伝えた。
翌28日、母親は配られた名簿に「◎」で記された保護者会長に電話をかけ、
誰の責任で空欄の名簿が作られたのか確認した。
保護者会長は保護者会長は母親に「空欄には差別する意味は無かった。
顧問にも確認してもらった。○○君がショックを受けたなら謝ります」と言った。

母親は納得出来なかった。
「バスケ部に入部し、顧問や保護者会長は携帯電話の番号は知っているので、調べれば簡単にわかったはず。その電話番号を掲載してもらっても構わなかった」
との思いだった。一方保護者会長は「(連絡先は)個人情報だから、勝手に載せる事は出来ない」と考えていた。

いったん配った後、母親の連絡先がわかり次第、
名簿を差し替えるつもりだった。
保護者会は、会長に母親からかかってきた携帯電話の着信履歴から新しい名簿を作成し、学校を通して母親に新しい名簿
ができたことを伝えてもらった。約1カ月後の8月の下旬、母親は学校側からこのことを聞いた。しかし、学校側への不信感を募らせていた母親は
「すぐに作り直してくれなかった」と考え、名簿は受け取らなかった。



この記事を読んだ時、母親の我儘(?)と思われるだろうな・・・と思いました。
事実なのは確かなのですが、記事がまとまり過ぎているというか・・・。

「すぐ作り直してくれなかった」
「受け取らなかった」

このあたりで、ただごねているような印象を受けられた方も多かったのでは・・・と思います。
名簿の件は一貫したこちらの要求に対して先方の言い分が多過ぎて、
記者さんはまとめる事に困っていました。
取材以外でも執筆中、何回か電話をいただきました。

この名簿だけではないですが、
話が複雑過ぎていて、第三者にはわかりづらい事です。

まず訂正しますが、保護者会に「運動部の在り方に疑問を持ち始めたため、欠席した。」とありますが、ここは違います。
「『部活』の保護者会なら出ますが、『社体』の保護者会なら、よくわからないので欠席します・・・」と、担任と学年主任の同席の元で言いました。
当然学校での事ですが、(昨年7月10日)その日、社体とやらの実態を、顧問・担任から言われ、誰が主催している何の為のものかわからなかったからです。

この件では他ブログが炎上するような議論になっていますが、
(ご迷惑をかけていた事を昨日まで知らなかったのですが、申し訳ありません)
私という当事者から言わせていただくと、簡単な話なのです。


私が「書類を提出していないのに怒った」「保護者会に参加していないくせに怒った」という事でしたが、書類は最初からもらっていません。

新聞記事とは違い、保護者会との「渡した・渡していない」の話は既に終わっています。
私がもらっていない事を証明する事実を第三者の証言を元に提示したからです。
その件を保護者会がまだ言うのなら続きは法廷で明らかになります。

裁判は名簿だけの事でもないのですが、
保護者会長や部長との裁判では、この話も否応なく出る事でしょう。

当時の保護者会の釈明では名簿を作るにあたり、
私の固定電話、息子のおばあちゃんの家に何度も電話をしている、
と言われて自分でも確認しましたが、着信履歴などありませんでした。
今の電話機は知りませんが、家の骨董品のようなFAX付きの大きな電話機は、
削除機能がなかったようで、100件からの着歴が残っていたのです。
母が言うには、「1回誰かから電話があり、不在だったので携帯を教えた」
との事です。

これとは違う6月の最初の保護者会に出なかったのは、
今高1の、当時3年の引退前の部長から、
「社体の説明しかないので、末っ子君の体調が優れないなら無理して出なくても良いですよ」
と連絡をもらっていたからです。
この旧部長とはCメールでもやり取りしています。
記録は残っています。

その他の件のやり取りも残っています。
飲み会?打ち上げ?どちらだったか定かではありませんが、
メールでお誘いを受けました。
これも末っ子の誕生日だった為に断わってしまいました。
6月10日。
断わったにも拘わらず、「おめでとー、また誘います!」とメールをいただき、
「気さくな保護者会」という印象でした。

旧3年の保護者さんとはこんな感じでした。
その旧3年が引退し、旧2年が保護者会を仕切るようになってからおかしくなったようです。
「やっと目の上のコブがいなくなって自分の時代」と思っていた所に又
私のような「コブ」ができたということだったのでしょうか。

しかし。書類の有無、もらったもらわない、そんな事は争点ではなかったのです。
家の息子の欄がカラの名簿が出たのは、
暴行顧問に許可を取ったと昨年の部長は言いました。
なので、私が責めたのは暴行顧問だけでした。

何度も催促した上で、やっと8月末に新名簿ができたようでしたが、
教頭と暴行教師が届けに来るとの連絡がありました。
私は、教育委員会との話の中で「暴行教師は顧問から外す」との内々の話を聞いていたので、
「暴行教師の名の外れた名簿を又間もなく作る事になると思うので、
今回の名簿は預けておきます」
と言い、しつこく届けるというのを拒否したのです。
この時の教頭とのやり取り。

最後には「家にいなくてもポストに入れますから!」
「さんざん催促しても作ってくれなかったのに『渡してある』的な既成事実とかいらないんですけど。教育委員長に怒られるからですか」
いちいち逆撫でするような教頭のものの言い方にうんざりしました。

それとこの時、この者達にはもうひとつの目的があったのです。
後に証言などで合致した事ですが、
私が昨8月1日に校長に見せた「息子の円形脱毛症」
それが事実かどうかこっそり確認する事だったようです。
教頭のその行動は特に犯罪でもいじめでもなく、
この方達の「いやらしさ」を強調する事実に過ぎませんが。

名簿の件でその後、
保護者会長と部長と何度も話にのぼったのは
「事情がわかったのに新名簿を作らなかった事」
当時、これを「差別」だと思ったのです。
未だに名簿はもらっていません。

それにしても、今から思うとおかしな話なのです。
あの名簿は、「学校の部活」の名簿でした。
何故なら当時、社体に入っていない子の名前も載っていたからです。

それを学校は「保護者会が勝手に作った」という。
学校が知らずに、保護者会が作ったというなら、「学校の監督不行き届きですみません」
そして即再発行すれば良かったのに、
8月24日の学校訪問の際に名簿の話をすると、教頭に「まだ言うか!」くらいの対応をされました。

「まだ・・・!」という言葉は使っていませんが、
「8月3日の保護者会で謝りましたよね!」という言葉だったと思います。
私は、「謝るとは、新しい名簿ありきですよね」と言いました。
そして、8月末、新しい名簿を届けるということになるわけですが、
内々の話通り、正式に顧問を外すという話が教育委員会から来たのは、
8月31日です。

うまく表現できませんが、国がこれをどう判断するか判決を待ちます。

これから始まりますが、
着信履歴・通話記録・学校とのやり取り・録音・文書、全てが公になっていきます。


新しい名簿がすぐに出ていれば、私も息子もここまでの思いにはならなかったでしょう。
学校にも保護者会にも何度言っても出してもらえなかった。
とぼけ続けて意地でも出さないという感じでした。

批判者との議論には及びません。
真実は1つだからです。

太田校長は市教委に依存して、公務員の特権で弁護士を立てました。
私は、それを受けてこちらの弁護士を前面に出しましたが、こちらは全部自腹です。

本件の総裁判は10件を越えると思います。
だれが好き好んでこんな事を。

















2 件のコメント:

  1. 石田です。私も娘がイジメを受けて学校を休み出してから保護者からの圧力か、保護者への行事などの連絡メール名簿から削除されており、生徒がblogにコメントを入れてくれたことで発覚しました。

    奈良市立三笠中学校側からは134通のメールが届いておらず、釈明は「お母さんがアドレスを変えたから」でした。

    それなら一通めのメールで届かないというサーバからのメールが返って来ているはずだから何故すぐに連絡をしなかったのか?と問い詰めると学校側は「ごにゃごにゃごにゃ」と意味不明なことを言っていました。

    イジメ裁判、こちらは警察の書類送検まで揉み消されました。

    二審に警察の証言を証拠として提出をするつもりです。学校とはそういうところです。一緒に戦いましょう!

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  2. コメントありがとうございます。
    石田さんの裁判の流れも追っていましたが、学校とは本当に汚いところですね。
    しかし、昨年からの立て続く生徒が自ら命を絶つという事件、それに付随して「過去」の暴行事件なども明るみに出るようになってきました。
    長野では、昨年度は猥褻教師が何人も検挙され、東信のバレー部の古い体罰も、その学校の校長が処罰をした記事を読んだ憶えがあります。
    声を上げる父兄が増えて来た、という事のような気がします。
    少しずつ変わり始めているかもしれないです、もう一息、頑張りましょう。

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