世界の汚職、一段と悪化=27%が過去1年に贈賄―NGO調査
時事通信 7月9日(火)19時9分配信
【ベルリン時事】世界各国の汚職の実態を調べているNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」(本部ベルリン)は9日、世界の53%の人が過去2年間で汚職状況が悪化したと考えているとの世論調査結果を発表した。回答者の27%は過去1年間に、公的機関に賄賂を渡していた。
調査は107カ国の11万4000人を対象に実施した。36カ国では警察が最も腐敗しているとみられており、これらの国では平均53%の人が警察から賄賂を求められていた。
政党が最も腐敗しているとみられている国は日本を含む51カ国。日本では80%が政党は腐敗していると考えていた。
一方、自国政府の汚職対策が「効果的」との回答は22%。世界的な金融危機が始まる直前の2008年の31%から大きく落ち込んだ。
最終更新:7月9日(火)19時13分