この社説を書いた中央日報の論説委員会は自分の国での「悪」が見えないのか。いや、見えている。しかし、彼らは「こと日本に関しては、すべて“例外扱い”でいい」と思い込んでいるのだと思う。だから、何の恥じらいもなく、立派すぎる正論の社説を掲載できるのだ。
ちなみに中央日報とは、韓国3大紙の1つだが、サムスン財閥総帥の義弟一族が株式を握り、しばしば「サムスンの機関紙」と揶揄されている。「神の懲罰、日本への原爆」の論説記事で、一躍、日本での“声価”を高めた新聞だ。
韓国には、恒常的に「日人出入禁止(=日本人出入り禁止)」を掲げているゴルフ場がある。日本の首相の人形を燃やす火刑式、日本の国鳥キジを八つ裂きにするパフォーマンス…日本人に対するヘイトが日常的に繰り広げられている。
それなのに、「日本では在日韓国人に対するヘイトがある」と、2020年東京五輪の落選運動を展開する厚顔さ。
大統領自ら「1000年恨み続ける」と言っている国と仲良く付き合う必要性がどこにあるのだろうか。 =おわり
■室谷克実(むろたに・かつみ)1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。