FMTOWNSなページ II

Windows3.1 SETUP編

このページでは、Windows3.1のSETUP方法を紹介します。
CD−ROMからのSETUPですがセットアップ・ディスクのない場合の方法の紹介です。
セットアップ・ディスクや取説がある場合はそちらをご利用ください。

SETUP前準備

この前準備を忘れると、後で苦労をします。是非実施を推奨します。
(1)TOWNS OSを起動(Dドライブより起動)*標準の設定が、起動ドライブ:Q、区画設定「起動」:Dになっている場合は、(2)の設定は不要。
(2)「設定」で「起動ドライブ」を「Q=CDドライブ」に設定(起動ドライブをQとすることで、OSの変更が可能となる。)
(3)「設定」⇒「区画設定」でWindows3.1をSETUPするドライブ(ここでは”F”ドライブ)の「起動」にチェックを入れ、「実行」⇒「区画設定の更新」を行う。
(4)(FDDやCDDに何も入っていないことを確認して)「終了」⇒「リセット」により、再起動をする。

MS−DOS 6.2のSETUP

(1)再起動後、[F:>]プロンプト表示
(2)AドライブFDDに、「日本語MS−DOS V6.2 (L10)」のディスク1(FMTOWNS起動ディスク)を挿入
(3)F:>プロンプの後ろに[A:]を入力し、「ENTER」(カレントドライブをAドライブFDDに変更)。[A:>]プロンプト表示
(4)A:>の後に、[SETUP]と入力、「ENTER」
(5)SETUP開始後、MS−DOS V6.2のインストールドライブを聞いてくるので、[F:¥DOS]と入力。これにより、FドライブにDOSのディレクトリーが作られ、DOSのファイルがインストールされる。

(6)以下、SETUPの指示に従い進める。

CDドライブのドライバー設定

(1)MS−DOSのインストールにより、CONFIG.SYSおよびAUTOEXEC.BATが設定されるが、CDドライバーの設定がないため、CDドライブは使えません。
(2)CDドライブの使用を可能にするため、CONFIG.SYSおよびAUTOEXEC.BATに次の行を追加する。
設定方法(F:>[EDIT]⇒「ENTER」⇒「ESC」⇒「ALT」⇒カーソルがファイル(F)へ⇒「ENTER」⇒方向キーで「開く」を選択⇒ファイル名にF:\CONFIG.SYSまたはF:\AUTOEXEC.BATを入力⇒ファイル内容がテキストで表示される。⇒適当な行に下記追加行を入力する。⇒「ALT]⇒
カーソルがファイル(F)へ⇒「ENTER」⇒方向キーで「保存」を選択⇒「ENTER」カーソルがファイル(F)へ⇒「ENTER」⇒方向キーで「終了」を選択
CONFIG.SYSおよびAUTOEXEC.BATは全て半角英数
CONFIG.SYSへの追加。追加場所は3,4行目(FはDOSがinstallされているドライブ名を示す。)
DEVICE=F:¥DOS¥CDDRV.SYS /D:TOWNS_CD /U0:0
DEVICE=F:¥DOS¥CDISC.SYS
LASTDRIVE=Z


AUTOEXEC.BATへの追加
F:¥DOS¥MSCDEX.EXE /D:TOWNS_CD /K /M:8 /L:Q

(3)リセットにて再起動する。再起動により上記設定が有効となる。
(4)再起動時、ディスクトップに表示される内容を見て、設定の良否を確認する。
追加設定後のCONFIG.SYSおよびAUTOEXEC.BAT
(CONFIG.SYS)
DEVICE=F:¥DOS¥HIMEM.SYS /LIM:NEW
DEVICE=F:¥DOS¥EMM386.EXE ON RAM 256
DEVICE=F:¥DOS¥CDDRV.SYS /D:TOWNS_CD /U0:0
DEVICE=F:¥DOS¥CDISC.SYS
DOS=HIGH,UMB
DEVICEHIGH=F:¥DOS¥SETVER.EXE
DEVICEHIGH=F:¥DOS¥CTL.SYS
DEVICEHIGH=F:¥DOS¥KKCFUNC.SYS
DEVICE=F:¥DOS¥OAK0.SYS
DEVICE=F:¥DOS¥OAK1.SYS /S0 /R0 /B1 /F: /O1
REM DEVICE=F:¥DOS¥APMBIOS.EXE
REM DEVICE=F:¥DOS¥POWER.EXE
REM DEVICE=F:¥DOS¥35MODRV.EXE /Ux  ;x はユニット番号を指定
DEVICE=F:¥DOS¥GDS.SYS
DEVICE=F:¥DOS¥HCOPY.SYS
BUFFERS=8
FILES=40
LASTDRIVE=Z
*REM;実行中止を意味する。消去しても良いが、後々のために残す。

(AUTOEXEC.BAT)
@ECHO OFF
F:¥DOS¥SMARTDRV.EXE /X
PROMPT $p$g
SET PATH=F:¥WINDOWS;F:¥;F:¥DOS
F:¥DOS¥MSCDEX.EXE /D:TOWNS_CD /K /M:8 /L:Q  ;QはCDドライブのドライブ名(固定)
SET TEMP=F:¥
F:¥WINDOWS¥MOUSE.COM
Windows3.1のSETUP
(1)CDドライブに「Microsoft Windows Version3.1 L11 Operating System」CDを挿入する。
(2)F:>プロンプトの後に、[Q:]と入力し「ENTER」、Q:>プロンプトを確認。(カレント・ディレクトリーをQとする。)
(3)Q:>の後に、「WIN31\WINSETUP」を入力⇒「ENTER」
(4)以下、SETUPの進行に従う。途中でインストールするドライブの問い合わせがあるが、ここでは「F:¥WINDOW」と訂正する。(FドライブにWindows3.1をinstall)
(5)約20分にて、SETUP終了。再起動にてWindows3.1の立ち上がりを確認する。
その他
(1)FMTOWNSの起動ドライブを”Q”設定にしない場合、起動OSの変更ができなくなる。起動OSを変更する場合は、CDドライブにTOWNS OSディスクを挿入しPCを立ち上げ、「設定」⇒「区画設定」にて起動ドライブを設定する。その後、一度PCの電源をOFFし、TOWNS OSのCD−ROMを取り出してから再び起動する。
(2)Windows3.1の立ち上げは、DOSが立ち上がってから”WIN”の入力で行う。DOS立ち上げ後、自動的にWindow3.1を立ち上げる場合は、AUTOEXEC.BATにコマンド行を追加する。
(3)「MS-DOS起動・・・」表示中に「F8」キーを押すと、CONFIG.SYSおよびAUTOEXEC.BATをSTEP BY STEPにて進めることができる。
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