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おいしい、楽チン、トマト氷で血糖値が下がる

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2013年7月8日 掲載
 楽して、しかもおいしく食べて健康になれりゃ、言うことない。肥満、高血糖、高血圧、高コレステロールなどで、窮屈な食生活を送っている皆さん、今日から「トマト氷」を試してはいかが? 昨年、生活習慣病対策に役立つ食材として大反響を呼んだ「たまねぎ氷」。これに続く“氷”として注目が高まっているのが「トマト氷」だ。考案した管理栄養士で料理研究家の村上祥子氏に話を聞いた。

 作り方は下記掲載。トマトの健康効果は非常に高い。一時は「トマトダイエット」が流行したが、ほかにもさまざまな健康効果が報告されている。

「インスリンの働きをよくして糖代謝を活性化し、血糖値を下げます。1週間の食事で7個以上トマトを食べれば、消化器系がんのリスクが6割減少するという調査結果もありますし、動脈硬化予防、高血圧改善、免疫力や脳機能のアップなども、証明されています」
<生で食べるより、栄養素を効率よく取れる>

 これらの健康効果は、トマト特有の色素リコペンや、豊富なビタミンA・C・E、ギャバ、ペクチンといった栄養素によるもの。ところで、トマトは生でも手軽に食べられるが、トマト氷にするメリットは?

「生食では、せっかくの栄養素の体内への吸収率があまりよくないのです。加熱と撹拌(かくはん)というひと手間を加えることで、細胞が破砕され、体内に取り込みやすくなります。また、うま味成分であるグルタミンは加熱によって増えるので、よりおいしくなる。加熱でビタミンCなどが減少するのでは、と思う方もいるでしょうが、最近の研究で、ビタミンCは加熱しても効果は損なわれないことが分かっています」

 加熱するとかさが減って多くの量を食べられるし、氷にすれば時間がない時でもパパッと使える。これもメリットだ。

 トマト氷はどんな料理にでも使える。
「トマト氷は、醤油や味噌との相性がいいので、和食にも活用できます。これからの季節なら、ゆでたそうめんに、凍ったままざくざく切ったトマト氷、醤油、オリーブオイルを入れて混ぜたものがおすすめ。絶品です」

 記者もいろいろ試した。いずれも、トマト氷をプラスするとうま味が増した。“生トマト”が持つ青臭さがないので、トマトがあまり好きでない人も食べられるだろう。参考までに、記者がトマト氷を使って作った料理を一覧にまとめた。お試しあれ!

【トマト氷の作り方】
 ヘタをくりぬいたトマトをポリ袋に入れ、袋の口は閉じずにレンジで加熱。トマト6個に対し、レンジ強600ワットで15分が目安。それを汁ごとミキサーに入れ、水60ミリリットルを加え、とろとろになるまで撹拌。冷めたら製氷皿で冷凍。1日2個を目安に食べる。
※ミキサーがなければ、レンジの後、そのまま冷やして冷凍。

【試した料理一覧】
 味噌汁、カレー、パスタ、リゾット、アスパラと豚肉の炒め、肉ジャガ、キャベツとツナの煮物、筑前煮、マーボー豆腐、ラーメン、雑炊、サラダのドレッシング、ナスの味噌炒め、市販のそうめんつゆと混ぜて麺のつけ汁や冷ややっこのタレに
※トマト氷は凍ったまま使用。すぐに溶ける。簡単に切れるので、場合によっては切って使用
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