2013年 7月 8日
中国四国地方 梅雨明け
気象台は8日、中国四国地方が「梅雨明けしたと見られる」と発表しました。平年より10日から13日早い梅雨明けです。瀬戸内は高気圧に覆われ向こう1週間も晴れの日が多いと見込まれています。このため気象台は8日、中国四国地方が「梅雨明けしたと見られる」と発表しました。中四国ともに去年より9日早く、平年と比べると中国地方で13日、四国地方で10日早い梅雨明けです。午前中から気温がぐんぐんあがり、岡山市で36.2度、玉野市で35.1度と猛暑日となったほか綾川町滝宮でも34.9度を観測するなど各地で厳しい暑さとなりました。この暑さで岡山県内で14人、香川県内では4人が熱中症の疑いで搬送されました。気象台は岡山県と香川県に高温注意情報を出して熱中症対策を呼びかけています。

新規制基準施行 四国電力が安全審査申請
四国電力は8日、愛媛県の伊方原発3号機の再稼働に向け原子力規制委員会に安全審査を申請しました。四国電力の谷川進常務が東京の原子力規制委員会を訪れ、安全審査の報告書を手渡しました。新しい規制基準は重大な原発事故への対策を初めて電力会社に義務付けるもので原発を稼働させるためにはこの基準を満たしているかどうかを詳しく調べる安全審査を受ける必要があります。伊方原発は去年1月以降、3基の原発全てが停止し、代わりとなる火力発電の燃料費がかさんでいます。四国電力は3号機の再稼働によって火力発電の燃料費を減らし、収益の改善や電力の供給不安の解消を目指します。審査期間は少なくとも半年はかかる見通しでまた、再稼働には地元自治体の同意も必要なことから年内の再稼働は難しい状況です。

参院選 期日前投票状況
今月21日投開票の参議院議員選挙で、7日までに期日前投票を行った人は、岡山・香川ともに3年前の前回を上回っています。岡山県選挙管理委員会によりますと公示の翌日から7日までの3日間で期日前投票を行った人は2万1600人余りで、3年前の前回を3880人上回り、1.22倍の伸び率となっています。市町村別では、矢掛町が1.98倍で最も増えていて、備前市、早島町と続いています。一方、香川は9700人余りで、前回を約2340人上回り伸び率は1.32倍となっています。高松市が1.81倍で最も増えていて、小豆島町、三豊市と続いています。両選管では期日前投票が広く浸透したことや、選挙への関心の高さが要因とみています。期日前投票は一部の投票所を除き、投票日前日の今月20日まで行われます。

落石事故を受け防護柵設置
今月5日、高梁市の国道で法面から落下した重さ3トンの岩が乗用車に衝突し、1人が軽いケガをしました。この事故をうけ現場に落石を防ぐ柵が設置されました。防護柵が設置されたのは高梁市高倉町田井の国道180号線です。柵は高さ5メートル、全長15メートルの鉄の板で委託を受けた業者が道路と法面の間に設置していきました。この事故は今月5日午後、道路の法面から落下してきた岩が走行中の乗用車2台に衝突したもので、後ろを走っていた乗用車を運転していた女性が首に軽いけがをしました。現場には高さ1メートルの柵が設置されていましたが岩は柵を倒し道路に落下したということです。高梁市では事故の2日前から当日の朝にかけ30ミリを超える雨が降り、県ではこの雨によって地盤が緩んだことが原因とみています。県では今後現場周辺の山に入り他に落石の恐れがある岩がないか調査することにしています。

三豊市で乗用車同士が事故 2人死傷
8日朝早く、三豊市で乗用車同士が正面衝突したあと炎上し1人が死亡、1人が軽いけがをしました。8日午前4時半過ぎ、三豊市山本町の国道で乗用車がセンターラインをはみ出し対向してきた乗用車と正面衝突しました。この事故で車は2台とも炎上し片方の車の運転席から1人の遺体が見つかりました。もう一方の車に乗っていた観音寺市の29歳の男性も頭に全治1週間のけがをしました。現場は見通しの良い片側1車線の直線道路でした。遺体が見つかった乗用車を所有するのは香川県内に住む30代の男性で、警察が遺体の身元の確認を進めるとともに事故の原因を調べています。