南国の空の下、ランニングで汗を流す藤浪。次こそ完投と意欲的【拡大】
宿舎ロビーを行き交う浮輪を手にした水着ギャル、アロハシャツのおじさん…。漂うリゾート感に、浮かれた顔ひとつ見せない。前日7日に復活星を手にした藤浪が、プロ未踏の完投へ意欲を示した。
「(前日7日は)もちろん(最後まで)いくつもりでいた。雨でも気持ちは、切らせていなかった。長いイニングを投げたいと思っています」
最後までマウンドに立っていたい-。投手なら誰しもが思うこと。7日の広島戦は六回まで投げたところで、雨が強まり、1時間2分の中断。降板を余儀なくされた。不可抗力だったため、余計に完投への思いが強まった。
振り返った7日の広島戦では、高く上げた左足にグラブをあてる新フォームで、42日ぶりの白星を手にした。一夜明けても、つかんだ手応えは離れない。「これを続けていきたい」と継続を誓った。