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Lecture.120 シャドウ〜生き残れなかった自分〜
講師:原裕輝
「うげぇっ!この人だけは嫌(ーー;)」そんな人いませんか?実はその人はあなたに癒しと成長を与えてくれる人でもあるんです。
Keywords
シャドウ
 禁止
 抑圧
 自己否定 
成長

● こいつだけは好きになれないという人 ●

私は大抵の人とは付き合えるけどこの人だけは受けいれられない・・・・とか
全般的に人付き合いは苦手なんだけど、この人は特にダメ・・・・とか、
この人だけは見るだけムカムカしてくる・・・等、
そんな人は、あなたの周りにはいないでしょうか?

どんなに頑張ってもあなたが好きになれないような人です。

華厳の滝に打たれて修行しても、飛騨の山にこもって修行しても、どれだけ
頑張ってもこの人だけは好きになれないと思わせるそんな人です。

そういう人を心理学ではシャドウ(『影』)の人やシャドウを表す人、
もしくはそのままシャドウといいます。

このシャドウを表す人達は、あなたと全く逆のタイプの人です。

シャドウを表す人が怒りを平気でまわりにバラ撒くような人だったら、
あなたはが逆にまったく人に怒れない人だったり、
可愛くてちょっとブリブリっとした感じの女性がシャドウを表す人であれば、
あなたはキリッとしたキャリアウーマンで可愛くて守られるような女性が許せ
なかったりとシャドウを表す人はあなたと正反対の要素を持っています。


● シャドウ=生き残れなかったあなた ●

この正反対の受け入れられない要素というのは、
実はあなたの影の部分を表しているんですね。

シャドウを表す人が怒りを平気でまわりにバラ撒くような人だったら、
あなたは怒りを抑圧していたり、怒ることを禁止しています。

抑圧したり禁止したりすることの多くは心の痛みを伴っていることがあります。

昔誰かに怒ったことで人から嫌われてしまった経験があって怒りを封印して
しまったのかもしれません。
怒りまくる人に嫌な目にあって、『あんな人みたいにはならないぞ』と思った
のかもしれません。
なんらかの痛みを伴う経験があり“怒り”を封印してしまった可能性が高いん
ですね。

可愛くてちょっとブリブリっとした感じの女性がシャドウを表す人であれば、
甘えるということが許されなくて可愛い女の子の部分を封印せざる終えなかっ
たのかもしれませんし、三角関係で可愛い女の子に好きな人をとられた経験が
あるのかもしれません。
そんな痛みを伴う経験があって“可愛さ”というのを封印してしまったのかも
しれませんね。

そしてあなたが封印した要素の痛みが大きい度合いだけ、禁止している度合い
が強いだけ、封印した要素を嫌っている度合いだけ、あなたはシャドウを表す
人を見たときに嫌悪感や怒りが表れます。
参考:心理学講座 Lecture.16 タブーの心理学〜禁じられた欲求〜

シャドウを表す人があなたの痛み、抑圧しているもの、禁止しているもの、
嫌っている自分の要素を、見せてくれるんですね。

ちょっと想像してみてくださいね。
自分の痛みを見せられるってどんな感じがすると思います。?

気分がいいものじゃないですよね?

だから、あなたの『影』の部分を見せてくれるシャドウを表す人を見ると
「この人だけは、どうしても好きになれない・・・」
というような嫌悪感がでてくるんですね。

シャドウというのは言い換えるなら、“生き残れなかったあなたを表す人”と
言ってもいいのかもしれません。

怒りをもつ人がシャドウなら、「こんな怒るような自分じゃダメなんだー」と
“怒りを持つ自分”を封印して葬ってきたのかもしれません。
可愛い女の子がシャドウなら、あなたは可愛さを持つことができないくらいの
痛みを伴ったので、「可愛い自分でいたら生き残れないわ、可愛いいだけは弱
いだけなのよ。」と“可愛い自分”を封印して葬ってきたのかもしれません。

シャドウを表す人は、心の中で葬ってきた自分という痛みや自己否定の要素を
見せてくれる人でもあるんですね。


● シャドウは癒しと成長のチャンス ●

実はこのどうしても受け入れらないと思わしてくれるシャドウを表す人は、
あなたの痛みを癒すチャンスでもありますし、あなたを飛躍的に成長させてく
れるチャンスの人をでもあるんですね。

もし、シャドウを表す人に近づいていき受け入れることができ、その人が平気
になれたとしたら、その時に癒しと成長が伴ってきます。

このことをすることにより癒しと成長を心理的に説明すると・・・
あなたの痛みに近づいて、 (シャドウを表す人に近づいていき)
それを受け入れていくことをしていくわけですから、(受け入れることができ)
痛みを受容して癒していき、自己否定の要素を受け入れてそんな要素を持ってい
てもOKなんだという許可をだしています。(その人が平気になれたとしたら)

そうすることができれば痛みを癒すことができ自己否定がなくなっていきます。

確かにシャドウを表す人と近づくことは、「この人だけはどうしても・・・」
という人ですから難しいことかもしれません。
しかし、癒しと成長のチャンスであることは間違いないと思います。


シャドウを表す人が上司や同僚などで、仕事の都合上どうしてもつきあわなけれ
ばいけない状況の場合は苦痛以外のなにもんでもない状況になると思います。

その場合は逆に自分の内面にある“生き残れなかった自分”を見つけていき、
その要素を受け入れ、許し、愛することで、癒しと成長が起こりシャドウがなく
していくこともできます。

そうすれば、その上司や同僚はシャドウを表す人ではなくなるので、お付き合い
が楽になるでしょう。

シャドウを表す人を嫌悪感や苦痛の対象にし続けるのか、
癒しと成長のチャンスにするかは、あなたしだいなのかもしれませんね。

関連する講座へのリンク集
lec.2 私たちの心の中にいる子供〜インナーチャイルド・ワーク〜
lec.10 自分のことが好きになれない心理〜自己嫌悪の心理学〜
lec.16 タブーの心理学〜禁じられた欲求〜
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