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2013年7月7日(日) 東奥日報 ニュース



■ 甘利氏、農産物ブランド化強調

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演説で、アベノミクスによる経済効果をアピールする甘利経済再生担当相=6日午後1時ごろ、五所川原市
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 環太平洋連携協定(TPP)担当相を兼務する甘利明経済再生担当相が6日、参院選本県選挙区の自民党・滝沢求候補の応援で来県し、五所川原、鶴田、板柳、青森の4市町で街頭演説を行った。TPP交渉参加に関連し、農林水産物の販売・生産戦略を策定し、ブランド化を進める方針を強調。「あらゆる手を尽くして、青森の農林水産品を世界に誇れるようにする」と主張したが、輸出増に向けた具体策には踏み込まなかった。

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 甘利氏は自らを「アベノミクス担当大臣」と紹介。安倍政権発足後、株価や国内総生産(GDP)、有効求人倍率など経済指標が改善したと指摘し、「地方都市(の景気回復)はこれから。安倍政権には順繰りに景気を良くしていく力があるし、そのプランもある」とアピールした。

 地方ブロックごとに創設する政府の産業競争力会議では、中小企業や農林漁業の成長戦略について9月以降、協議を始めることを明らかにした。

 TPPに関して「守ることと同時にどんどん攻めていく」「青森リンゴの輸出攻勢をかけないといけない」などと訴えた。

 衆参のねじれにより、政策実行のスピードが失われると強調した上で「参院で多数を取って初めてアベノミクスが効力を持つ」とした。消費税増税にはほぼ触れなかった。

 鶴田町で甘利氏の演説を聞いた同町のリンゴ農家男性(67)は「TPPにはどちらかといえば反対。もっと詳しく、どの品目が関税撤廃の対象になるか知りたかった」と物足りなさをにじませた。

 板柳町で演説を聞いた自民党支持者という弘前市の農業女性(80)は「個人的にはTPPより消費税増税に関心がある。でも演説では消費税について何も言わなかった」とこぼした。

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