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大飯原発 月末にも断層を再調査へ7月9日 5時2分
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国内で唯一運転している、福井県の大飯原子力発電所の敷地内の断層について、国の原子力規制委員会の専門家会議は、断層が「活断層」かどうかを見極めるため、今月下旬にも改めて現地調査を行うことになりました。
大飯原発では、国の原子力規制委員会が、専門家と共に、「F-6」という敷地内を南北に走る断層の調査を去年2度行っていますが、「活断層」かどうかで専門家の意見が分かれています。
関西電力は、3号機の南側で、長さおよそ70メートル、深さおよそ40メートルの溝を新たに掘って地層を調べた結果を今月1日に明らかにし、「F-6断層は活断層ではない」という見解を示しています。
これを受けて規制委員会の専門家会議は、断層が「活断層」かどうかを見極めるため、今月下旬にも3回目となる現地調査を行うことになりました。
F-6断層は、その真上に原子炉を冷やす海水を取り込む重要な配管があると指摘されていて、活断層と評価されると、3号機と4号機は停止を求められる可能性があります。
規制委員会は大飯原発について新規制基準に基づいて安全性を確認し、定期検査が始まる9月まで運転の継続を認めていますが、断層の問題は先送りしていました。
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