手術で出遅れたが、9日巨人戦から1軍に合流するヤクルト・川端=神宮球場で(竹村和佳子撮影)
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ヤクルト・川端慎吾内野手(25)が、9日の巨人戦(山形)から1軍に復帰する。8日は一部投手の練習だけで、野手は移動だけだったが、川端は遠征準備のため神宮クラブハウスに姿を見せ「1日でも早く1軍の試合に出たいと思っていた。これからチームのために頑張りたい」と、はやる思いを吐露した。
昨年は主に3、5番で打率2割9分8厘、4本塁打を放ち、今季も中軸での活躍が期待されていたが、昨秋痛めた左足首の痛みが引かず、4月22日に関節内の骨片除去手術を受けた。
6月19日の2軍戦で実戦に復帰し、三塁手、遊撃手として守備にも就いた。「足首は何の問題もない。約8カ月野球をしていなかったので、打撃は完璧ではないが、だいぶパチンととらえられるようになってきた。あとは試合の中でできることをやっていきたい」と意気込む。
中日戦で連勝し、5位・DeNAにはゲーム差なしの2厘差。3位・中日にも1ゲーム差に迫っている。ようやく戻ってきた若きバットマンが、最下位脱出、そして下克上のカギを握っている。 (竹村和佳子)
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