舞妓遊びやスマートハウス 京の百貨店、福袋に趣向
新年の初売りに向け、福袋の特設コーナーが26日、京都市内の百貨店に登場した。各店が趣向を凝らす企画福袋では、京都ならではのお座敷遊びやスタジオ撮影などの体験型商品のほか、住宅や外車といった高額商品が話題を集めそうだ。
京都高島屋(下京区)の目玉商品は、2525万円の「スマートハウス福袋」だ。環境に配慮した住宅と、人気日本料理店「祇園さゝ木」による新築祝いの料理の振る舞いがセットになっている。
体験型では少女マンガの源流と言われるイラストレーター故中原淳一さんのデザイン画を基にした衣装の着用にスタジオ撮影が付く福袋(3万9千円)、家事を楽しむ男性向けにレシピ本や調理用品を選んだ福袋(1万円)もそろえた。
一方の大丸京都店(同)は、閉館後の京都水族館を貸し切れる福袋(3人家族2013円、4人家族3013円)や、宮川町での舞妓遊び福袋(10万円)などを用意。四条烏丸に出店して101年を記念し、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲンの小型車を101万円で販売する福袋もある。
両店とも、衣料や雑貨など定番の福袋も数多く取りそろえ、5千円~2万円と手頃な価格で提供する。
ジェイアール京都伊勢丹(同)なども含め、市内の百貨店は2日から営業する。
【 2012年12月27日 10時02分 】