スパコン:性能ランキング日本の「京」は4位 1位は中国
毎日新聞 2013年06月17日 20時54分(最終更新 06月17日 21時21分)
世界のスーパーコンピューター(スパコン)の性能を比べる専門家のプロジェクト「TOP500」は17日、最新の世界ランキングを発表し、前回3位だった国内最速のスパコン「京」(神戸市)は4位に順位を下げた。
1位は、中国の国防科学技術大が新たに開発した「天河2号」が入った。計算速度は京の約3.2倍の毎秒3京3862兆回(京は兆の1万倍)。
ランキングは半年に一度発表されている。2位は前回1位だった米エネルギー省の「タイタン」、3位は同省の「セコイア」だった。京は理化学研究所と富士通が共同開発し、2011年11月に世界で初めて毎秒1京回を超える計算速度を達成、首位を獲得した。ランクダウンを受け、開発を進めてきた文部科学省の担当者は「計算速度の追求よりスパコンを使って着実に成果を出していくことが大事」と話した。【斎藤有香】