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オバマも認めた米国家安全保障局の盗聴手口

【政治・経済】

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2013年7月2日 掲載
 アメリカの国家安全保障局(NSA)が、在米日本大使館などの通信を盗聴していたことが、英ガーディアン紙の報道で明らかになり、オバマ大統領も1日、「どの国の情報機関も各国の首都で公開情報以外の情報収集をしている」と、盗聴を半ば認めるような発言をした。

 何を今さらだが、彼らはいったいどんな手口で盗聴するのか。

 元CIA職員のエドワード・スノーデンは、NSAが「プリズム」という暗号名のインターネット監視システムで、マイクロソフトやヤフー、グーグル、フェイスブックなどのサーバーからユーザーの電子メールや写真、利用記録などの情報を収集していたと暴露した。さらにNSAは、3万人の職員と世界中に張り巡らされた傍受システム「エシュロン」などを駆使して、1日に17億件の電話やメールの傍受を行っているといわれる。もちろん日本も例外ではない。

 建物内や通信機器に小型の装置を仕込み、特殊なアンテナで通信を傍受する、古式ゆかしき盗聴もいまだに健在だが、最近はもっと大掛かりになりつつある。

「外務省と大使館の通信には、インターネットと同様に海底ケーブルが使われますが、NSAは今や、その海底ケーブルにまで盗聴機を仕掛けます。深度数百メートル程度なら、潜水艇を使って簡単に取り付けられるのです。海底なら、バレる心配がありません。もちろん、会話は暗号でやりとりされていますが、米国の暗号解読技術は世界一。いとも簡単に解読できます」(軍事評論家の神浦元彰氏)

 在外公館での業務は、盗聴されるのを前提に行っているし、日本政府もすべての在外公館で、盗聴に関する検査を定期的に実施しているが、さすがに海底までは目が及ばないということか。米国はやることなすこと、スケールが違いすぎる。
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