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強制起訴被告の裁判 初の上告7月2日 20時57分
検察審査会の議決を受けて沖縄県の投資会社の社長が強制的に起訴された裁判で、1審に続いて2審も無罪が言い渡されたことに対し、検察官役の指定弁護士は判決を不服として最高裁判所に上告しました。
強制起訴された被告の裁判で、最高裁判所に上告されるのは全国で初めてです。
沖縄県南城市の61歳の投資会社の社長は、未公開株の上場話を巡り現金をだまし取ったとして、検察審査会の議決を受けて強制的に起訴されました。
2審の福岡高等裁判所那覇支部は先月18日、「社長にだます意図はなかった」などとして、1審に続いて無罪を言い渡しました。
これに対して検察官役の指定弁護士は、判決を不服として1日付けで最高裁判所に上告しました。
強制起訴された被告の裁判で、最高裁判所に上告されるのは全国で初めてです。
検察官役の天方徹弁護士は、「2審の判決には重大な事実誤認があり、上告してより詳細に検討する必要がある」と話しています。
一方、社長側の藤田雄士弁護士は、「1審、2審ともに詐欺の認識がなかったと認定されていて、上告審で審理する余地はないと考えている」としています。
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