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景気の現状指数 3か月連続悪化7月8日 16時42分
働く人たちに景気の実感を聞く6月の「景気ウォッチャー調査」は、円安による原材料価格の上昇や株式市場の不安定な値動きを懸念する声が目立ったことなどから、景気の現状を示す指数が3か月連続で悪化しました。
この調査は内閣府が、全国の企業や小売店などの現場で働いている2000人余りを対象に、3か月前と比べた景気の実感を聞いたものです。
それによりますと、6月の景気の現状を示す指数は53で、前の月を2.7ポイント下回り、3か月連続で悪化しました。
これは、デパートで宝飾品など高額商品の販売が好調だという意見がある一方、円安による原材料価格の上昇や、最近の株式市場の不安定な値動きを懸念する声が目立ったことなどが要因です。
特に企業関係者からは、経済の安定感がないと設備投資に踏み切れないという意見も寄せられました。
また景気の先行きを示す指数も、53.6と前の月を2.6ポイント下回り、2か月連続で悪化しました。
このため内閣府は景気に対する見方を、これまでの「持ち直している」から「このところ持ち直しのテンポが緩やかになっている」に下方修正しました。
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