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楢葉町 高線量の“かけら”見つかる7月8日 16時14分
原発事故が起きた東京電力福島第一原発からおよそ15キロ離れた福島県楢葉町の河原で、表面の放射線量が高い、黒いシートのかけらのようなものが見つかりました。
現場付近では、先月から線量が比較的高いものが相次いで見つかっており、東京電力が事故との関連を調べています。
福島県楢葉町の井出川の河原では、今月5日に環境省ががれきの撤去に向けた調査を行っていたところ、砂の中から強い放射線を発するものを見つけました。
見つかったのは、縦2センチ、横2センチ、厚さ1ミリの黒いシートのかけらのようなもので、表面の放射線量が1時間当たり12ミリシーベルトと、高い値を観測したということです。
また、近くでは、4.7ミリシーベルトの線量の長さ16センチの木片のようなものも見つかりました。
現場付近では先月20日にも、3.4ミリシーベルトの縦3センチ、横1.5センチ、厚さ5ミリの柔らかい茶褐色のものも見つかっていて、東京電力は詳しく分析するとともに原発事故との関連を調べています。
現場は避難区域の中でも最も早く住民の帰還を目指す「避難指示解除準備区域」に指定されている地区で、住民の帰還に向けた今後の動きに影響が出ないか懸念されています。
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