九回に貴重な2点目をたたき出した坂【拡大】
お次は3戦連続のスタメンとなった坂だ。西岡が復帰したものの、新井良を押しのける形で「7番・三塁」で先発。先頭の五回は中前打で出塁。1点リードの九回一死一、三塁では、左前に2試合連続の適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。
脇役だった2人が抜てきに応えての大暴れ。和田監督の顔もほころんだ。「今成が非常に元気。やっと『きたな』という選手が出てきた。そこらへんが塁に出ることで坂も負けられない。(坂の)2点目も大きかった」。
今成は前日から5打席連続安打。それでも、謙虚な姿勢を崩さない。「(好調か? と聞かれて)たまたまです。これも続くかわからないですし、思い切ってやるだけです」。活躍を続けても、安心はできない立場。それでも、必死な姿勢が虎を勝利へと導く。 (渡辺 洋次)
データBOX
◎…7日の広島-阪神(マツダ)で1時間2分の降雨中断。今季では、5月19日の交流戦、楽天-ヤクルト(Kスタ宮城)の34分を抜き最長となった。セ・リーグ歴代では17番目長い降雨中断時間記録(コールドゲーム、ノーゲームは含まず)でセ・リーグ最長記録は68年6月2日のサンケイ-中日(東京)の1時間58分
(紙面から)