地検事務官、組員にメール 情報漏えい事件

(2013/7/6 7:40)
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 静岡地検の事務官による情報漏えい事件で、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕された検察事務官の女(30)=富士宮市小泉=が、指定暴力団組幹部の男(39)=同法(唆し)違反容疑で逮捕=に対し、4年ほど前の知り合って間もないころ、「これからよろしく頼みます」と携帯電話のメールを送っていたことが、5日までの捜査関係者への取材で分かった。
 県警によると、女は当時、建設業の男(38)=同法(唆し)違反容疑で逮捕=と交際を始めていた。
 県警は、女が交際相手の評価が暴力団関係者内で高まることを期待して、組幹部の男に無償で情報を横流ししたとみて、詳しい動機を調べている。
 捜査関係者によると、女は4年ほど前、建設業の男から、組幹部の男を交えて食事した席上で、暴力団関係者だと紹介を受けていたことも判明した。女が組幹部の男に「よろしく」とメールを送ったのはこの直後だったとみられている。
 女の逮捕容疑は、静岡地検に勤務していた2010年12月下旬、暴力団組員らによる保険金詐欺事件の捜査情報などを、メールで組幹部の男に漏らした疑い。
 県警は3人の携帯電話の解析結果などから、女は約4年前から、暴力団をめぐる約10件の事件の捜査情報を漏らしていた可能性があるとみている。

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