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弘前の文化財 長勝寺の黒門破損
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衝撃で支え柱などが折れた長勝寺の黒門 |
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弘前市の有形文化財に指定されている長勝寺(同市西茂森1丁目)の「黒門」が6月10日、工事に使うバックホーを積んだトラックが通り抜けようとした際にバックホーのアームがはりの部分に接触し、門が傾くなど破損していたことが4日、市民から本紙への情報提供で分かった。弘前市教育委員会文化財課はこれまで発表していない理由について、黒門が完全に倒れなかったこと、同寺と業者の間で業者側が修理することで決着していることなどを考慮し発表を控えたと答えた。
同課によると、黒門は総高約5メートル、はりまでの高さが約3.5メートル、幅約4メートル。
同市上下水道部によると、工事は同寺がある禅林街内の配管工事で、同部が発注。6月10日午前、土木業者がバックホーを4トントラックで現場に運び入れるため黒門をくぐったところ、アームがはりの部分に接触。黒門全体が傾き、衝撃で西側の支え柱が折れるなどした。現在は応急処置としてワイヤで固定している。同寺の須藤祥二住職は「接触事故は過去にも何度か起きている。無理に通り抜けようとしたのだろうが残念」と話した。
黒門は1600年代後半に建造され、1978年に市の有形文化財に指定された。
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