フランス通信によりますと、フィリピンのガズミン国防大臣は、「フィリピン政府は現在、アメリカ軍に対して、フィリピン国内の軍事基地により長期的に駐留する許可を与える草案を作成している」と語ったということです。
ガズミン国防大臣によると次の段階では、この許可は日本の自衛隊にも与えられるだろう、ということです。
また、日本の小野寺防衛大臣との会談後、記者会見で「フィリピン政府は他国の駐留、とりわけ日本の自衛隊の駐留を、この分野における共同戦略として、既存の取り決めに基づき歓迎している」と語りました。
フィリピンのアキノ大統領は、これ以前に、アメリカ軍のフィリピン駐留強化を歓迎するとしていました。
フィリピンは中国と南シナ海の一部の島々の領有権をめぐって対立しており、このフィリピン政府の決定は、地域の一部の国の怒りを引き起こすとみられています。
現在、アメリカ軍の特殊部隊の兵士数百人が、発表された名目上の目的により、フィリピン軍の訓練に当たっています。