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【プロ野球】

大谷 3打点 19歳初安打が満塁一掃

2013年7月8日 紙面から

◇日本ハム6−1オリックス

日本ハム−オリックス 3回裏2死満塁、大谷が左中間に走者一掃の二塁打を放つ=札幌ドームで

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 日本ハムは2回に押し出し死球で先制。3回は2死満塁から大谷が左中間に走者一掃の二塁打を放った。5回はアブレイユの20号ソロと鶴岡の適時打で加点した。オリックスは4〜6回に満塁機をつくったが、攻めきれなかった。

      ◇

 19歳になった日本ハム・大谷が、自らの成長をバットで示した。野手としては7試合ぶりに先発出場。2死満塁で迎えた3回の2打席目に強烈な光を放つ。

 「満塁だから、ストライク先行でくるはず。速い球で打ち取りにくる可能性が高い」。冷静な分析力を働かせ、初球の低め直球を狙い打ち。鋭く放たれた打球は左中間を真っ二つに破り、走者を一掃する3点二塁打となった。

 伏線は2回無死満塁で一ゴロに倒れた打席だ。低め直球で抑えられ「1打席目の後にベンチで配球を考えていた。今年のうちにいろいろな投手の特徴をつかみたいので、データを頭に入れている」。同じ配球で打ち取りにきたオリックス・バッテリーに、痛烈なしっぺ返しを食らわせた。

 5日に誕生日を迎え、これが19歳での初安打。1試合3打点はプロ初で、「いいところで打てて本当に良かった」と相好を崩す。6回には強肩を発動し、右前打で三塁を狙った一塁走者・バルディリスを補殺。投手として2勝目を挙げた4日のソフトバンク戦から3日、今度は右翼手として存在感を発揮してみせた。

 栗山監督は「大谷だからではなく、打つと思っているから使っている。たいしたもんじゃないの」と称賛した。

 七夕の願いに「優勝すること。そこに貢献することが大事」と話した大谷。攻守にわたる活躍で連敗を止め、チームを再び貯金生活へと導いた。「今日の勝ちをもっといいものにできるよう、また頑張る」。札幌ドームに力強い声を響かせた。 (浜田卓)

 

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