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【大リーグ】

ダルビッシュ、岩隈が球宴出場

2013年7月8日 紙面から

 ダルビッシュ&岩隈、祝球宴出場!! 大リーグは6日(日本時間7日)、第84回オールスター(現地16日・メッツ本拠地シティフィールド)の出場選手を発表し、日本人選手では“本紙既報通り”、レンジャーズのダルビッシュ有(26)=2年連続2度目の選出=、マリナーズの岩隈久志(32)=初出場=の両先発右腕がア・リーグ投手陣に名を連ねた。レッドソックスで守護神を務める上原浩治投手(38)も最後の1人を決めるインターネット投票でアの候補5選手に入り、史上初の日本人3投手同時選出の可能性も出てきた。

 敵地シンシナティで“吉報”を聞いた岩隈は「本当に光栄に思う。選ばれてとてもうれしい。いつも支えてくれる家族、応援してくれる皆さん、一緒にやっているチームの仲間に感謝したい」。共同電によると、メジャー2年目で初の栄誉にほおを緩めた。ウェッジ監督が全選手を前に、同僚の先発右腕ヘルナンデスと2人がマ軍から選出されたことを伝えると、その場は一気に祝福ムードに包まれたという。

 今季成績は申し分なかった。不用意なボールを本塁打されるなど、ここ4戦は連続4失点ともうひとつの内容だったが、それでも序盤の“貯金”が生きて、防御率2・60、WHIP(1イニングあたりの四球+安打数)0・88はいずれもア・リーグ1位。味方打線の援護が十分ならば、とっくの昔に2桁勝利していてもおかしくない数字。球宴出場は自然の流れだった。

 「スーパースターばかり出てくる最高峰の場所なので楽しみたい」と岩隈。ナ・リーグの強打者相手でもその名をとどろかせる。

 一方、ダルビッシュも「(5失点で敗戦投手の)今日の投球を見たら、本当にオールスターの投手か信じられない。多分、うそ」と冗談交じりに話したが、表情は終始晴れやか。昨季の“最後の1人”枠とは違い、今季は監督推薦&選手間投票枠での押しも押されもせぬ選出。ダルビッシュの名前が大リーグで完全に認知された証しでもあり、「選手が見て、対戦して、感じて投票してくれているということなのですごくうれしい」と喜びをかみしめた。

 球宴での抱負を問われると、「全部、スライダーを投げる」とニヤリと笑った。選出されながら、昨季は出場機会がなかった舞台。今季こそは大暴れする。

 

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