'13/7/8
ガチョウを可部線新駅駅長に
広島市安佐北区の一部区間が延伸され、復活するJR可部線で、新たにできる終点駅の予定地近くの住民が7日、地元で親しまれている太田川のガチョウ1羽を独自に「駅長」に任命した。「ガーコ駅長」と名付け、鉄路復活の街のアイドルとしてPRする。
地元の長井・荒下まちづくり協議会によると、ガチョウは体長約60センチ。4年ほど前から近くの太田川河川敷にすみ着き、荒下地区の住民がキャベツや白菜を与えるなど世話をしている。水辺から手をたたいて合図すると、寄ってきて人なつこい表情をみせるという。
終点駅の顔にしようと、協議会が「駅長への起用」を企画。メンバーの広島県職員寺本克彦さん(55)が、このガチョウをモチーフにした駅長のイラストをパソコンで仕上げた。今後は、イベントで活用したり駅長グッズの作製を検討したりする。
協議会は同日、終点駅ができる亀山南1丁目の県営住宅跡地近くで、鉄路復活を祝う看板の除幕式を開催。住民が持ち寄ったガチョウの人形を前に、ガーコ駅長のイラストも披露された。
【写真説明】「ガーコ駅長」のイラストを披露する子どもたち