インド仏教聖地の世界遺産で爆弾テロ、僧侶負傷
読売新聞 7月7日(日)18時43分配信
【コロンボ=田原徳容】インド内務省によると、同国東部の仏教聖地ブッダガヤで7日、世界遺産の「マハーボーディ寺院」(大菩提(ぼだい)寺)周辺に仕掛けられた小型爆弾が相次いで爆発し、チベット人とミャンマー人の仏僧計2人が負傷した。
寺院に被害はなかった。
同省によると、爆弾は全部で10個あり、うち8個が爆発した。事前にテロに関する情報があったという。同省では、隣国ミャンマーで深まっている仏教徒とイスラム教徒の対立がインドに波及し、仏教徒が狙われた可能性があるとみて捜査している。
ブッダガヤは仏陀が悟りを開いたとされる地。同寺院にはミャンマーやスリランカ、日本などから多くの参拝客が訪れる。
インド政府によると、インドはヒンズー教徒が約80%を占め、仏教徒はわずか1%程度という。
最終更新:7月7日(日)18時43分