お知らせ

(2013-07-06) 意外な真実。女性の風疹感染は20~30代に多い! 有効抗体保有率と関係ないようだ。

Huushinn2.pngそれも小児より感染者が多い。この年代はワクチン接種率の高い年代ではないだろうか。中止した年代だろうか?

乳幼児は有効抗体価保有率が著しく低いが、大流行は聞かない。

男性の風疹患者の分布をみると、20代と40代の山が重なっているようにみえる。

ワクチンは15年くらいで効果がなくなる? 

自然の感染に任せた方がいいのではないだろうか。

(この図は「新小児医のひとりごと」のページより拝借いたしました。)






(2013-06-29)  25日の日経新聞に小さく出ていた記事です。

13価.jpg

「重篤な感染症を増やす」と酷評された、旧版の7価の小児用肺炎球菌ワクチンの在庫一掃がそろそろ終わり、新版の13価のものに切り替えるということでしょう。13価のワクチンも脳神経障害を増やすと問題にされているものです。前門の虎、後門の狼、といったところです。

厚労省のこの資料を見ると、ワクチン複数接種時の乳幼児の死亡が、また2名増えています。合計30名の死亡が報告されおります。症例21(6月以上1歳未満の女児)は、DPT、アクトヒブ、プレベナー、不活化ポリオの4種のワクチンの同時接種の5時間後に突然死しているところを発見されております。一体ポリオワクチンを接種する必要がどこにあるのか。28名死亡の記事はこちら

7価、13価の小児用肺炎球ワクチンの製薬メーカーの秘密文書というのがこれと、これと、これ

(2013-06-20) アメリカのHPVワクチン(ガーダシル、サーバリックス)による健康被害を訴えているサイト SaneVax.org に、日本で接種推奨が中止されたことが報じられました。Breaking News (臨時ニュース、ニュース速報)扱いです。

16日 Breaking News: Japan Suspended Recommendation of HPV Vaccines

18日 Update: Japan and HPV Vaccines

18日のヘッドラインを紹介します。世界中の人から注目されていると思います。

[SaneVax: More than half of the 3.28 million citizens of Japan injected with Gardasil or Cervarix reported adverse reactions. The Ministry of Health, Industry and Welfare rescinded their recommendation for both vaccines pending the outcome of investigations into the cause of these new medical conditions. Governments around the world should follow Japan's example. Medical consumers deserve answers.]

[SaneVax:ガーダシルあるいはサーバリックスが注射された328万人の日本の市民のうち、半数以上が副反応を報告していた。厚労省は新たな医学的な状態の調査結果を懸念して、2つのワクチンの接種の推奨を撤回した。世界中の政府が日本の例に従うべきである。医療消費者に値する答えである。]

"半数以上が副反応を訴えている"というところが気になるが、同ページのリンクの朝日新聞の英文ニュースが元になっています。さらにその元となったものが分からないが、サーバリックスのパンフレットにある、日本での臨床治験成績(社内集計)には、疼痛 99.0%、発赤 88.2%、腫脹 78.8% 疲労 57.7% 筋痛 45.3%、頭痛 37.9%、胃腸症状 24.7% とあります。(朝日新聞の英文の記事は無料では読めなくなりました。)

JapanTimes2.jpg16日のBreaking News のもとになったものは、左の The Japan times/共同通信の記事と思われます。

フランス語圏ベルギーの、ワクチン接種-特に乳幼児-に反対しているサイトInitiative Citoyenne にも取り上げられています。ここにも

しかし、340万人もの女性に射ってから接種の勧告の中止ですから、遅すぎました。悔やまれます。

オーストリア(オーストラリアではない)では2008年にHPVワクチン接種の勧奨を否決しています。

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厚労省のこのリーフレットはひどすぎます。

3月末、予防接種法改正案が成立し、HPVワクチンは4月より定期接種と定められた。それは国、厚労省がこのワクチンの有効性と安全性を保証していたことになる。それが2月で変更を余儀なくされたのである。

まず第一に述べることは、このような異例な事態になった理由であろう。だが、それを書けば誰も接種を受けなくなる。それを書かないものだから、全体があやふやな、矛盾に満ちたものとなる。
それどころか、またもや子宮頸がんのリスクを挙げ連ねて脅すようなことをしている。WHO頼みで、「自分たちは間違っていたわけではないんだけど...」という保身の意図も見え見えである、

1)"子宮頸がん予防ワクチン"という名称は止めて、"HPVワクチン"と呼ぶことになったのではなかったか?

2)「子宮頸がんは、乳がんに次いで、若い女性に2番目に多いがんです」とあるが、若い女性(~39歳)では、乳がんと子宮頸がんの検診ぐらいしか行なわれていないのだから、当然1番目か2番目のどちらかになる。

20代~30代に急に子宮頸がんが増え、40代に少し減るのはおかしい。検診は過剰診断の塊と考えなければならない。

「年間9000人近くの人が子宮頸がんにかかり、2700人もの人が亡くなっています」というとき、"全年代では"と断わりをつけねばならない。
39歳までの年齢幅で子宮頸がんの数を、パンフレットでよく見るグラフより概算してみると、1300人くらいとなる。死亡者も当然少ない。

3)「子宮頸がんの約半分は、ワクチン接種によって予防できることが期待されます。」
サーバリックス、ガーダシルが子宮頸がんを減らしたとする"実績"はまだない。であるか
らして、最下行の、「子宮頸がん予防ワクチンは新しいワクチンのため、子宮頸がんそのものを予防する効果は確かめられていません」というのは正しく、上の文章の論理とは矛盾している。

4)裏面の「アナフィラキシー」が「約96万接種に1回」の意味するところは、9人しかいなかったということ。ギラン・バレー症候群は2人、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)は2人しかいなかった?? この資料に基づいていると思われるが、全く現実に合わない。
言語を絶する。

(山谷えり子議員はこの数字について国会で質疑なされました。手厳しく追求すると国の恥をさらすとお考えになったように思いました。)

(2013-05-25) 自治医科大学婦人科学教授、今野良氏が International Journal of Gynecological Cancer (国際婦人科がん学会誌?) に書かれた論文を読んでみた。5月16日に開かれた第1回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会配付資料資料9-2 HPVワクチンの有効性について(PDF) に引用されていたものである。いわば、厚労省の政策決定の根拠となっている論文ということであろう。

Cost-Effectiveness Analysis of Prophylactic Cervical Cancer Vaccination in Japanese Women

(日本人女性での、子宮頸がん予防ワクチンの費用対効果の分析)

Ryo Konno,MD,PhD, Toshiyuki Sasagawa,MD,PhD, Takashi Fukuda, PhD, Georges Van Kriekinge, and Nadia Demarteau

気になったのが脚注 footnote の部分。2名の GSK Biomedicals の人間が著者として名を連ねている。Konno_footmark.png

右の部分を訳すと、

この研究は日本GSK(株)のgrant(補助金)に支援された。
今野良は日本GSK、日本メルク、日本キアジェンQiagen Japan への講演と検討会のために、研究費と旅費と謝礼金を受け取った。
彼はGSK Biologicals(ベルギー)の助言専門家委員会のメンバーである。
この研究はGSK Biologicalsの支援も受けており、著者のVan Kriekinge 、Demarteau はそこの職員である。

英文では、He is a member of the ....と、3人称で始まるところがある。彼自身が自分自身のことをこう書くだろうか?。論文では自分のことを3人称で書く習慣なのだろうか?

GSKのライバル会社と思っていたメルクMerckが、仲良くGSKの論文に出てくるところには驚いた。キアジェンとともに、協賛して今野氏に謝礼金を出している。

キアジェンは、HPV DNA検出検査キットなどを作っている会社。なるほどと思う。
http://www.businesswire.com/news/home/20090126005732/ja/

この論文は、、HPV感染の経過をマルコフ過程のシミュレーションをおこない、HPVワクチン接種したときの費用対効果を検討した、というものである。

読んだ印象は、殆どの部分をラーストオーサーの Nadia Demarteau が書いたのではないかと思った。なぜなら、殆どの医学部出身者はマルコフ過程という言葉を知らない。特に、外科系の医師が、マルコフ過程のシミュレーションを利用した費用対効果分析について論文を書くということはありえない。このようなシミュレーションが理解できるのは、公衆衛生学、医療経済学のごく一部の研究者の限られるのである。

ワクチン接種した場合が305億496万5805円、しない場合が157億7318万1319円と、ワクチン接種コストがかかるのが当 然だが、問題はコスト増加を上回る社会経済的なメリットが生まれるか、ということである。

ワクチン接種の成果を QALY (Quality-Adjusted Life Year) を持ち出して評価しようとする。QALYについては、この論文には説明がなく、別の論文を読まないとわからない。さらに ICER (Incremental cost-effectiveness ratio) を持ち出す。計算式が示めされているが、分母はワクチン接種したときと、しないときのQALYの差なので結局わからない。

QALY、ICER については、こことここが参考になった。そんなに難しい概念でないことがわかる。一人の健康な人を増やすためのコスト、あるいは、健康寿命を伸ばすためのコストだろう。

論文の結論には、ワクチン接種で子宮頸がん罹患を 73.1% 、子宮頸がんによる死亡を 73.2% 減らすという。12歳へのワクチン接種は 1QALYあたり180万円、10歳から45歳までの女性に接種すれば280万円かかるという。だから10歳に注射した方が効果が大きい、ということにな る。 分かりますか? 私にはよくわかりません。

子宮頸がんの死亡数はもともと少ないのだから、ここに資金をつぎこんでも得られる成果は小さい。さらに、死亡者の年齢が高いときも効果は小さいであろう。

この論文のなかで、ワクチン接種費用を3回接種分で36000円としている。2009年当時、日本GSKはサーバリックスを1本12000円で売ろうと目論んでいたと考えられるのでないか。そうならば、1本16000円になったのだから万々歳である!

この論文が作られた目的は、通常の臨床をやっている婦人科の医師に読んでもらうことではない。彼らは社会経済的な費用対効果の分析にはあまり興味を示さないし、このようなシミュレーションの論文は全く理解できない。この論文は政府、厚労省の政策決定をプッシュするために作られたのである。

社会経済学のシミュレーションの論文を読むのはいつも虚しい。パラメータの設定でどうにでもなる。そして、結論は必ず都合のいい結果を生むようにできているものである。

日本の政策決定に大きな影響を与えた論文である。他にかわるものが無いというのも事実であろうが、製薬会社まる抱えでつくられた、よくわからない論文に基づいているというのは如何なものか。

このシミュレーションにはワクチンの副反応のコストは全く入っていない。子宮頸がんワクチン接種により多数の被害者が出た現在となっては、無価値どころか、災いの論文である。

サーバリックス、ガーダシルは一体何人の子宮頸がんを予防したのか。未だ無いと思う。効果をどうやって証明するのか。

一方では世界中で数百名以上の女性を死亡させ(最近のVAERSの死亡者数136名、この数倍~10倍あると考える)、傷つけた女性の数は数万名を越えているのは間違いないだろう。

日本の場合、すでに340万人に"ワクチン"を射った。その費用は1383億円である。1本1万円として、864億円が製薬メーカーに支払われた。それで何が生まれたのか? (ちなみに人口13万人の大崎市の一般会計は536億円である。)

ガーダシルの注射後、ひどい痛みに苦しめられたクリッシーさんの手記の、冒頭にある文章を紹介する。(彼女はループスと診断されている。)

みなさん、医師、両親、政治家たちに、(医師が)、毎日毎日、罪の無い犠牲者に注入している毒素というものに気づいてもらう必要があります。(People, doctors, parents, and politicians need to be aware of the toxins they are pumping into innocent victims on a daily basis.)」

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ここから、対象国がアメリカ合衆国、カナダ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、スペイン、ベルギー、スイス、オランダ、フランス、イタリー、ブラジル、シンガポール、マレーシアインドタイ台湾、ひとまとめにラテンアメリカとカリブ海諸国と、上の論文と同じような内容の、金太郎飴的論文を多数探すことができる。著者を調べると、N Ferko, S Gavillan, N Demarteau ら、GSK Biomedicals の職員が名を連ねている。このようなものは、拡販が目的のヤラセ論文と考えてよいだろう。

さらにハーバード大学の Sue J Goldie もよく顔をだし、CDC、 ビル&メリンダ・ゲイツ財団 Bill & Merinda Gates Foundation から金をもらっていることがわかる。厚労省にある今野氏の講演に、GAVI (Global Alliance for Vaccination and Immunization) と WHO が登場する。もともとGAVI と BMGF は密接につながっている。当方のここの記事で、これらの機関の関連が理解されるとおもう。


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Markov.jpgこの論文でのシミュレーションの確率係数は、

1)高病原性HPVに感染しても排除される率は年齢依存で 0.293-0.553、

 CIN1へ進行する率 0.049、CIN2/3への進行は仮定しない、

2)CIN1からの治癒する率 0.45、

 1年以内のCIN2/3へ進行する率0.091、

3)CIN2/3で、1年以内の自然治癒する率 0.227、CIN1への戻りは仮定せず、すべて治癒するとする、

 CIN3の状態での持続感染の続く率0.114、

 CIN2/3の持続感染の状態で進行がんに進む率は、20~40才では持続年毎に0.004 加える。それ以降の年齢では 0.0005 を加える。

となっている。

個々の確率の係数については、このシミュレーションの詳しい設計仕様書を見ない限りわからない。

それでもあえて言うなら、格段階、あるいは全部の段階で、割り振られた確率はすべてを加えたら1にならないといけないと思うのだが。例えば図のCIN2/3 のところで、出口はがん(Cancer)、検診で発見 (det)、持続感染、死亡の4つしかない。この4つの確率を加えて1にしないのだろうか。

1)の0.293-0.553 は CDCの、1年内に 90% が自然治癒するというデータに合うものであるかどうか。

3)でCIN2/3となった20歳の一人の女性が10年間持続して浸潤ガンを発生する率は 1年め p1=0.114x0.004、2年め p2=(1-p1)x0.114^2x0.004x2、3年め p3 = (1-p2)x0.114^3x0.004x3 となるような気がするのだが。10年の総和は近似的に 初年度の 0.114x0.004=0.000455よりわずかに大きいのみ、これでいいのだろうか。

ただ、このシミュレーションの入り口であるHPV感染率が大きな影響を与えるということだけは言える。Inoue et al の論文を見なければならない。

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以下は2008年8月のニューヨーク・タイムズの記事。ガーダシの売り込みの凄まじさが記事にされいる。日本でも同じようだったのでは。

メルクは多数の医師を講師として採用して訓練し、一つの講演に4500ドル(40万円!)支払われた。ある医者はhundeds of thousands of dollars (数億円!)稼いだ。

多数の医師と看護師は非公式宣伝員として契約し、メルクでマルチメディア・プレゼンテーションのトレーニングを受け、50分の話に4500ドル支払われた。

メイヨークリニックのワクチン専門家グレゴリー・A・ポーランドはメルクからコンサルタント料として少なくとも27420ドル(250万円)受け取った。

このような販売努力に対し、メルクは2008年の薬業界宣伝販売優秀賞、ガーダシルは薬販誌Pharmaceutical Executive magazine のブランド・オブ・ザ・イヤーを総なめにした。


(2013-05-8) 自由民主党会館での政策審議会で、「子宮頸がん予防ワクチン副反応について」というテーマを設けていただき、池田利恵日野市議会議員、江戸川大学教授 隈本邦彦氏、萩原重治多摩市議会議員とともに報告してまいりました。座長の労をとられた橋本聖子政策審議会長、松村祥史政策副会長に感謝申し上げます。ご多忙ななか、出席して頂きました国会議員の方々、秘書の皆様に感謝申しあげます。このような機会を設けていただきました中川雅治議員に感謝申し上げます。

50名位の出席をいただきました。当方のプレゼンテーションに新しい問題を取り入れてみたのですが、まとまりにちょっと?と、要点を伝えないでしまったと反省しております。


事実(ファクト)を伝えない、裏切りのファクトシート

新幹線の中で読むものとして、HPV感染についての琉球大学の論文と、「資料3-3 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関するファクトシート(平成22年7月7日版)」を持って出かけた。HPVウイルスの型の分布の図を確かめたいと思ったからである。前者は、はたともこ議員の国会質疑とブログで教えられたものである。

HPV_FactSheet.jpgファクトシートの11頁の26行目、"我が国の子宮頸部細胞診正常女性(3249例)" というところは見覚えのある数字だと思ったが、琉球大学の論文をもとにして書かれているのである。

左の文章をよく読んでいただきたい。子宮頸部細胞診正常女性での、"HPV 型別の頻度は"、というところであるが、ここにHPV16、 HPV18 がでてこないのである。

順位が低いからというだろうが、高病原性HPVの代表とされ、ワクチン接種により感染を抑える対象となっている型であるから省かれるのはおかしい。

少し戻って、28行めは、"HPV陽性率は細胞診正常女性では10.2%、子宮頸がん患者では87.4%であった。"とある。 細胞診をおこなって正常とされた3249例で、333例 (10.2%) にHPVが検出された。これはよい。それでも、左の文章には333(例)という数字は書かれていない。論文を読んでいないとわからないのである。

次に、"HPV型別の頻度は、細胞診正常女性では上位から HPV52  (12.0%)、 HPV51 (8.4%)、..." と続くが、ここで12.0%というのは、333例中の40例ということなのである。ここでも、40(例)という数字は論文を読んでいないとわからない。

さらに、ここでいう頻度というのは、HPV陽性(感染)という事象のなかの、HPV52という構成要素の占める比率 (ratio) のことを言っているのである。琉球大学の論文を読んでいないと、ここの段階での頻度の意味にも気がつかないだろう。

頻度 (frequency) というなら、HPV52 については、1.2% (3249例中の40例) と書くべきだったのである。意図的なのかぼやっとしていたのかわからないが、頻度と比率を混用して、数字の大きい方を記そうとしている。

はたともこ議員は国会の質疑で、頻度に戻って HPV16型、18型につき厚労省に確認した。

このファクトシートに、"HPV型別の頻度は HPV16 (0.5%)、 HPV18 (0.2%)" と記されていたら、議論の方向は完全に違っていたのではないか。HPV16 (4.8%)、 HPV18 と記されていたとしても、予想と違うな、随分小さいな、と注意を引いたはずである。

次のページに、図12 日本の「CIN1-3に検出されるHPV」、「子宮頸癌に検出されるHPV」という図が載っている。この2つの図のヒストグラムは、検出されたHPVの型の比率を表しているものである。

子宮頸がん予防ワクチンは、名前のとおり「予防」を目的として接種されるのであるから、すでにHPV感染がおこっているものに接種しても無効である。これはメーカー自身が認めている。

したがって、この図に示されている、「浸潤癌になったもの」、あるいは「ある程度浸潤癌に向かって進行したもの(CIN1-3)は、ワクチン接種の対象ではない。これらの図は、がんやCIN1-3となったものにHPV16、18が多く検出される、ということを示しているに過ぎない。しかし、さんざんHPVが子宮頸がんの原因と聞かされてきたので、この図を見たものには、健康な女性においても同様にHPV16、18の感染の頻度がおおきいのだろうと思ってしまう。

そもそも論に戻ってしまうが、ファクトシートというからには、出発点とし、「普通に暮らしている日本人女性のHPV感染の現状はどうであるか」というところから始めなければならない。

「子宮頸部がんの場合」、「子宮頸部細胞診異常(CIN1-3)の場合」は示されている。

ところが、一番初めに示されるべき、「普通に、健康に過ごしている女性でのHPV感染がどうなっているか」というものが示されていないのである。(ついでに言うなら、ファクトシートの冒頭でなされるべき、「高病原性HPVとはどういうものか」という、定義の議論もないのである。)

琉球大学医学部の論文がその答えを示しているのだが、きちんと紹介されていない。。

HPV_FactSheetGraph.jpgそこで、論文のデータをもとに、左の図12の上段の「CIN1-3に検出されるHPV」に、手書きでヒストグラム(赤)を書き入れた。

地域が沖縄とか、年齢が中学生ではないとかの批判はあろうが、このヒストグラムこそが健康な女性のHPV感染の現状を示すものである。

ワクチン接種の対象である HPV16 (4.8%)、HPV18 (1.8%) ところを見ていただきたい。この部分こそがワクチン接種で減らせる(無くせる)部分である。残念ながら、合わせても 6.6%、全体の 1/15 でしかない。他の高病原性HPVの型の占める割合が圧倒的に大きい。

一見して、「他の高病原性HPVはどうするの?」、「このワクチン、ダメじゃん」と分かってしまうのである。

このような図を示すことは非常に不都合だったのである。


2価のHPVワクチンが非常に優秀なものとして、100%のHPV感染防止の効果があると仮定しよう。健康な100人の女性にHPVワクチンを接種したとして、HPV16、18型の感染防止の効果が期待できるのは何人だろうか。

100人の 6.6%、7人弱‥ではない。細胞診正常でHPV感染が10.2%だから、その1/10の 0.7人弱!なのである。

ファクトシートで適切な情報が提示されていたならば、この段階でHPVワクチンが不要なものだと判断できたのである。

実際には、このファクトシートは論文の事実を歪曲して伝えようとした。

関心事の HPV16、18型の頻度、比率がきちんと書かれていたら、全く別な方向に議論が進んでいたはずである。子宮頸がんワクチンによる副反応被害で苦しんでいる人は出なかったかもしれない。

わたしは、帰りの新幹線のなかでこの裏切りに気づいたとき、しばし震えが止まらなかった。

このファクトシートを作成した厚労省、国立感染症研究所の責任は重大である。作成者はこの資料の最後のページに記されている。

あなたたちは国家公務員である。国民の利益のために働いているはずである。それともGAVI、WHOのお仲間で、製薬メーカーの利益のために働いているのか。

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6日、宮城県のHPVワクチン被害者と面談してきた。娘さんは包丁で刺されるような、金槌でたたかれるような激痛を毎日感じているという。近親者に癌の方がおられたので、「これを射てば癌にならないですむと信じて射ったのに」と母親は言っていた。

娘さんは方は2回目の接種のあと、"ムシが見える"という幻覚があった。公務員試験を受けるつもりで勉強していたが、痛みのため勉強が続けられず、試験も受けられなかったという。


(2013-05-04) 本日は休日当番だった。84人診察した。8~9割は乳児~小児。やはりワクチンのあと発熱、という子がいた。咳の児がおおい。0才児は毎月ワクチンを射たれる。合計30本に近い。異常でないか。この厚労省にある資料にWHO、GAVIが出てくる(2頁目)。ちょっと驚きだ。最貧国に子宮頸がんワクチンの援助?違うんでないの。

(2013-05-03)  HPVワクチンの有用論については入り口のところで崩壊しました。下の(2013-04-04) の、はたともこ議員の国会での質疑に関する記事を、「子宮頸がんワクチン接種に反対」の「子宮頸がんワクチン有用論の崩壊」に移し、加筆修正しております。下の記事はいずれ削除いたします。4日と26日は休日当番にあたっています。

(2013-04-24) 「ワクチンを考える資料」の2番目の記事「チャドで起きたワクチンの惨劇‥」を加筆修正しました。そこで紹介しております為清様の翻訳した論説を是非お読みください。

(2013-04-09) 8日に厚労省で「子宮頸がんワクチン全国被害者の会」の記者会見が行われることは知っておりましたが、残念ながら当方には出席や発言の要請はありませんでした。それでも、どんなことが話されるのか是非聞いておきたい、医学的な質問が出たら回答する人間がいないといけないと考え、午後休診にして出かけました。

12:06の新幹線に乗りましたが、強風のため出発時から遅れ、福島と栃木の県境あたりの長いトンネルの中で、停電で止まってしまいました。車内は非常灯の明かりとなりました。乗客のみなさん、誰一人として騒がず落ち着いていらしたことは驚きでした。5分ほどで回復しましたが、結局1時間遅れました。

記者会見の会場には20分ほど遅れて到着しました。市議会議員の方から席を譲っていただいたため発言者の近くに座りました。医師の立場から、助け船的発言をしたつもりです。

ワクチンおよびその副反応被害の説明に、いまさらファクトシートの説明はないでしょう。このファクトシートは子宮頸がん予防ワクチン接種推進の根拠を与えるものだったのでしょう。

記者会見というのは、被害者団体、厚労省、記者クラブの打ち合わせでやるものだとよくわかりました。閉会宣言のあと、記者は隈山氏を取り囲んで質問していました。なるほど、翌朝の新聞の紙面を作るためでしたか。

下の記者会見のビデオを是非ご覧になってください。5分あたりにワクチンの副反応で体の動きが異常になったお子さんのビデオが上映されます。ワクチン接種前は全く健康なお子さんたちです。

4月8日記者会見。

会場に母里啓子さんがいらしてましたのでご挨拶申し上げました。

古川に着いたのは夜10時過ぎでした。駅舎を出ると冷たい強風がまだ唸りをあげていました。


こちらに、全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会のホームページ、を設けましたのでご覧ください。(まだ準備不足でありますこと、ご了承ください。)

安田絵美さんが分かり易い解説とビデオを作ってらっしゃいます。是非ご覧ください。


(2013-04-04) はたともこ議員の国会の質疑についての記事は、「子宮頚がんワクチン接種に反対」、の「子宮頸がんワクチン有用論の崩壊」に移しました。子宮頸がんワクチンの必要性についての議論に決着がついた、需要な質疑となりました。子宮頸がんワクチン神話の崩壊です。はたともこさん、ありがとうございました。

このような質疑がおこなわれても、法案が通ったことに唖然としています!!


(2013-03-30) Hib、(7価)肺炎球菌ワクチン、HPVワクチンの定期接種化の法案が成立しました。衆議院での反対票はたった1票。28名の乳幼児が死亡しているワクチンの接種を、政府は勧めようとしているのです。当方を含めワクチン接種反対の働きかけが、全く議決に影響を与えなかった現実に呆然としています。無効、無価値のワクチンで、日本の子供たちの健康が傷つけられている現実を、是非認識して頂きたいと願っています。日本の未来は子供たちの健康にかっているのです。

大手新聞の沈黙。日本の子供たちでもっと治験を続けろということでしょうか。インドでは女性団体の働きかけで、子宮頸がんワクチンの治験を中止させました。ここに関連記事があります。

ワクチンの副反応などの相談は当方(医院案内から連絡できます)、あるいは全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会事務所 042-594-1337 へ連絡ください。ホームページは準備中です

ワクチンと関係ありませんがこのビデオはショッキングでした。是非検索して調べて見てください。

(2013-03-27) 子宮頸がん予防ワクチンは、「がん」を予防する効果はないと評価され、HPVワクチンと呼ばれるようになってきております。このワクチンの評価に関して、5名の研究者の書名の手紙があります。問題を指摘した妥当な意見とおもいます。下をクリックするとPDFでお読みになれます。

HPVワクチン神話の崩壊

下の3つの文書を是非お読み下さるようお願い申し上げます。3番目は3月27日の書込みです。25日、この方とお会いしました。

http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-4083.html

http://robust-health.jp/article/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A7%94%E5%93%A1%E5%AE%9B%E8%A6%81%E8%AB%8B%E6%9B%B8%E3%80%80%E5%B9%B3%E6%88%9025%E5%B9%B43%E6%9C%8811%E6%97%A5.pdf

http://ameblo.jp/3fujiko/

ワクチン接種推進の旗振り役の薗部友良氏の考えを知るには、この資料を読んでください。

(2013-03-16) 近々、国会で「Hib、小児肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんの3ワクチンを定期接種」にする法案が審議される予定です。子宮頸がんワクチンの酷い副反応について、やっとマスコミに報じられるようになりました。しかし、もっと重大な問題があります。Hib、肺炎球菌ワクチンの接種のあと、この2年間で28名の乳幼児が死亡しているのです。「ワクチンを考える資料」を是非見てください。

(2013-03-14) 子宮頸がんワクチンの問題について纏めたPDF を用意しておりますのでご利用ください。また下に案内がありますのでお読みください。

気になっていたニュースを翻訳しました。チャドでおきた、髄膜炎ワクチンによる酷い被害(麻痺)のニュースです。「ワクチンを考える資料」におきました。この事件に、ビル・ゲイツ、WHO、GAVIがからんでいます。是非 GAVI Alliance について調べてみてください。

(2013-03-08) HP、ブログをみていただきありがとうございます。整理が悪く、見通しが悪いとおもいますので、子宮頸がんワクチンの資料の案内をいたします。

・子宮頸がんワクチンで沢山の女性が亡くなっていることが分かったビデオです。ワクチンの副反応の死が突然死だとわかりました ー 米国:ガーダシルによる死者111名、10名の追悼文

・上のビデオを作ったのは、アメリカの http://sanevax.org/ を運営している団体とわかりました。ここに、子宮頸がんワクチンで死亡したり健康被害を受けた方の、自筆の、あるいは聞き取りの記録が多数あることがわかりました。これらの資料より、ガーダシル、サーバリックの副反応の実態がよくわかりました。非常に印象的なものを10編ほど翻訳いたしました。日本にはこのような記録は1つしかありません。ガーダシルの例ですが、是非クリスティンさんクリッシーさんテイラーさんの記録をお読みください。これらは自らが書かれた文章です。エイミーさんには非常に重篤な脳の障害が起こりました。

・サーバリックスはイギリスで10代前半の少女に注射されました。2例の死亡例がありますナタリー・モートンさんはワクチン接種30分後位に突然死しております。解剖して肺に腫瘍があり、その為に死亡したとされました。ワクチン接種の後、ゲキ痩せがおこり、激しい痛みに苦しめられ人生がすっかり変わってしまった、ララさんの例を是非お読みください。ワクチンの副反応が理解されず、非常に診断が困難だった例はエレノアさんです。脳の障害のために、何もできなくなり、福祉施設で生活せねばならなくなったステイシー・ジョーンズさんの例もお読みください。ワクチンで脳に障害をうけると、学習能力および知能が低下、人格が変わるのです。

・日本では厚労省で定期的にワクチン副反応検討委員会が開かれ、副反応を纏めた資料が提示されています。ホームページよりダウンロードできます。近々のものは本年3月11日に開かれています。その二つ前の5月25日の資料を分析しております。これらのワクチンの注射後に、意識を失って倒れてケガをすることが報道されました。実際には血圧が下がって倒れたのは20%しかありません。私の考えは、ワクチン接種により、てんかん発作が誘発され、体のコントロールを失って倒れる、ということです。それを示しているのが5月25日の検討会資料2ー3の5頁にある表2です。間代性運動とは、てんかん発作による手足の律動的な動きと考えるべきです。是非、「子宮頸がんワクチン接種に反対」の、「子宮頸がんワクチンの意識消失、けいれん発作の分析」をお読みください。重要な「表2」は10月29日の検討会の資料1ー3からは示されていません(消えています)。

・子宮頸がんワクチンの長期に続く慢性期の副反応は、「免疫システムへの、抗原(ワクチン)の過剰負荷によりシステムが崩壊し、SLEの状態になる」と考えるのがもっとも合理的とおもいます。これは神戸大学の積山、宮崎、塩澤先生たちの書かれた動物実験の論文に基づく考えです。SLEの病態の本態は、自分の組織にたいして抗体がつくられ、自己の組織を破壊してしまうことです。免疫の本質および「両刃の剣」的な面を考えさせられるものです。この資料に挙げられている慢性の副反応の症状は「SLEに基づくもの」と考えると、非常に理解しやすくなります。もっとも深刻なのは脳神経学的症状です。神経線維のミエリン鞘に対して抗体が作られ神経線維が破壊されると、大脳ではてんかん、学習障害が起こります。今まで出来たことが出来なくなります。小脳でおこると運動失調(歩行、書字障害など)が起こります。末梢神経でおこればギラン・バレー症候群と言われます。ワクチン副反応の起こった方のなかに、激しい痛みに苛まれるかたがおられます。末梢神経の感覚神経の障害のため、あるいは大脳の感覚野での神経線維の傷害による異常放電のためでないかと考えております。また、アジュバントは強く免疫を刺激する性質のため、ワクチンの抗原成分に対して特別高い抗体価をつくるように仕向けられるのですが、一方では、特定の抗体を作ることだけに免疫システムが縛り付けられ、体を保つために必要な免疫反応が小さくなっているとも考えらます。その結果、ウイルス、細菌感染に弱くなります。このような事例も副反応検討会の資料に散見いたします。このような考えで「子宮頸がんワクチン接種に反対」の「子宮頸がん予防ワクチンの副反応被害(慢性期)の分析ーSLEが発症」に纏めました。

高病原性と言われるヒトパピローマウイルスが、両親だけでなく、約20%の新生児の口腔内や性器に検出される、という論文があります。高病原性ヒトパピローマウイルスが子宮頸がんを実際に起こしたということは確かめられておりません。状況証拠だけです。セクシャルデビュー前などと、何かイヤな表現を考えたものです。(このような思想に男が女を支配しようとの匂いをかんじませんか?)

・子宮頸がんワクチン接種の後、大脳の「高次脳機能障害」の起こったと考えられる例がかなりあります。上のステーシー・ジョーンズさん、ニュージーランドのジャスミンさんがそうです。ジャスミンさんは3回目のガーダシルの注射の8月後に眠って亡くなっていました。母親の手記に、ニンジン潰し器の使い方がわからなくなった、お金の管理が出来なくなった、という箇所があります。テイラーさんは成績が下がったとあります。

・政府は皆さんに危険なワクチンの接種を薦めています。子宮頸がんワクチンだけでないのはもうお分かりでしょう。一体どのような意図があるのでしょうか。自分の体に入れたくないものを拒否するのは、重要な基本的人権とおもいます。

子宮頸がんワクチンの問題について纏めたPDFがありますのでご利用ください(2013-03-14の冒頭で紹介したものと同じです)。

(2013-01-09)  Initiative Citoyenne (イニシアティヴ シトワイエンヌ)のもう一つの爆弾文書  Confidential Documents on the Prevenar 13 Vaccine: Proof that BOTH the Manufacturers AND the Health Authorities KNOW why we are Concerned ! を翻訳しました。

この文書は、現在ヨーロッパで乳幼児に接種されている13価の小児用肺炎球菌ワクチン: プレベナー13に関するものです。1頁の中ころに、現在日本で幼児に肺炎球菌肺炎の予防接種として注射されている7価のプレベナーについての言及の部分があります。旧作の7価のプレベナーは、接種により逆に肺炎球菌肺炎が増えるという逆効果の失敗作とわかったので、ファイザー/ワイスはそれを隠すため急いで新作の13価のプレベナーを市場に投入した。しかし、プレベナー13でも肺炎球菌肺炎での入院が増え、神経学的副反応もおこっていることが書かれてあります。

また、ワクチンの複数同時接種が脳神経学的副反応を増やし、決して安全なものでないことの分析が示されています。

日本での製造承認(2009年)、販売(2010年)、死亡事例発生(2011年)という時間関係を考えると、大変な問題を含んでいると考えます。

乳幼児をお持ちの親御さん、小児科の先生に是非読んでいただきたいと思います。

「ワクチンを考える資料」に置きました(移しました)。

ここをクリックすればPDFが見られます

製薬メーカーの発表はウソばかり!

写真はInitiative Citoyenneの中心メンバーです。


InitiativeCitoyenne.png

(2013-01-04) あけましておめでとうございます。

当院は1日は休日当番でした。13日も休日当番です。

1日、中耳炎の4歳の女児がきました。「原因は何だと思う、ワクチンだと思うよ」といいましたが、母親は「周りにも多いんですよ」ということでした。同様の答えはさらに二人の母親から聞きました。

年末、ショッキングなニュースがありました。

一つは、日本医師会が、子宮頸がん予防、ヒブ、小児肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎ワクチンの定期接種化に向けて予防接種法の改正を求める署名活動を始めたことでした。

子宮頸がん予防(HPV)、ポリオ、日本脳炎ワクチンでの健康被害をろくに調べもせず、驚くべき決定です。私は当然反対です。なぜなら、ワクチンで脳の障害を含む難病が引き起こされる危険性がはっきりわかったからです。

厚労省、日本医師会のワクチン担当者は、インターネットでえられる知識水準の高さを理解しておりません。もう、ワクチン注射にありがとう、の時代ではありません。

二つ目は、http://SaneVax.org/ で知ったのですが、GSKのインファンリックス Infanrix という、ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ、ヒブ、B型肝炎の6種混合ワクチンの副反応について、GSKのまとめた秘密文書 (Confidential Document) を Initative Citoyenne (イニシアティヴ シトワイエンヌ 女性市民の発議?)という薬害を監視する市民団体が入手したという記事です。このワクチンで2000年以来、乳幼児の死者が74人でています。それは全体の1~10%でしかないと書かれています。いずれ日本にも売り込まれると思われるワクチンと思いますで、関心を持ってみるべきとおもいます。

市民団体の文書はフランス語のものですが、英文もあります。交互に見比べて、訳しました。

ここをクリックすればPDFで読めます。


(2012-12-15) Every single vaccine causes neurological damage. (いかなるワクチンも神経学的障害を起こす)というフレーズが気になって調べました。それは「医者が患者をだますとき(原題は Confessions of a Medical Heretic)」の著者のロバート・メンデルソン医師(小児科)の言葉でした。この著書のワクチンの関する部分を紹介しました。「ワクチンを考える資料」におきました。

(2012-12-10) 12月9日、午後3時頃の風景:雪が積もると、冬になったと観念します。たわわに成った渋柿。梯子がおいてあります。もぎ取る予定だったのでしょう。最近は手間をかけて食べるひとが少なくなった。西の空は鉛色。東北新幹線の高架が写っています。huyu.JPG


(2012-12-06)  高病原性HPVと呼ばれるウイルスを、赤ちゃんのときから、口腔内、性器に持っているということを示す論文の抄訳を「ワクチンを考える資料」におきました。

大変興味深い、重要な論文ですが、このブログで提示するのが遅れました。

是非お読みください。

平成12年10月29日のワクチン予防接種後副反応検討会の資料の分析をしております。数日後にアップロードいたします。

意識消失、転倒の事例をまとめた資料1ー3には、表2が示されておりません。ということは、検討会では「サーバリックス、ガーダシルの注射で間代運動(痙攣を含む)」という重大な事象が委員に示されず、検討から外されたと考えなければなりません。この表2は5月25日の検討会の資料のものです。

convulsion1.jpg







(2012-10-30) ポリオワクチンについての資料と意見を「ワクチンを考える資料」におきました。

(2012-10-24) ガーダシルの注射で汎血球減少症を発症した、アメリカ、ユタ州のサラさんの記事を翻訳していただきました。「子宮頸がんワクチン接種に反対」ー>「ガーダシルの犠牲者(4)」におきましたので是非お読みください。

最近の、休日診療でのワクチン絡みの診療経験を、「ワクチンを考える資料」におきましたので、こちらもお読みください。

「子宮頸がんワクチンで苦しんでおられる方へ」の前半の内容が適当でないと考え、書き直しました。

(2012-09-08) 免疫、ワクチンの副反応を考える上で、大変重要な論文がありました。
「Self-Organized Criticality Theory of Autoimmunity (自己免疫の自己臨界点説)」というものです。神戸大学の積山、宮崎、塩沢先生によって書かれたものです。ワクチン接種の慢性期の副反応の基本はSLEであることがわかります。

その考えに基づき、5月25日の「子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会 資料2ー1」の重篤症例、非重篤症例合わせて1465例の分析おこない、子宮頚がん予防ワクチンの副反応被害(慢性期)の分析--基本はSLE」というタイトルでアップロードしました。

子宮頸がんワクチンの副反応を、接種直後の急性期のものと、それ以降の慢性期のものに分けて分析することにより、すばらしく見通しがよくなったと考えております。SLEが発症した場合、本当に深刻です。

(2012-09-01) 主にサーバリックスについてですが、「子宮頸がん予防ワクチン接種時の意識消失、けいれん発作の分析」をアップロードしました。平成12年5月25日の検討会の資料を分析しました。サーバリックスの注射自体がけいれん・てんかん発作を誘発、そのために転倒しケガを負うという考えをまとめました。ガーダシルも同じです。

(2012-08-29)

7月16日の「お知らせ」に書きましたVAERSのID456608の自殺例は、週刊朝日9/7号のいじめの特集で取り上げられている、出水市の中学生(当時13歳)と思われます。2回目の注射日と自殺した日が一致します。また心疾患を持っていたことも一致します。記事には吹奏楽部でいじめにあって自殺したように書かれています。医師の判断は少し違うようです。ジストニア(体の不随意運動)、パーキンソン症候群、非感染性脳炎、非感染性脳髄膜炎と書かれています。ADEMとなっていたと考えていたように思われます。友人は「B子ちゃんは去年の8月中旬辺りから部活にもあまり来なくなり、元気もなくて心配していました」とあります。9月1日が命日ですから、間もなく一周忌です。

(2012-08-20)

厚労省の以下の資料が新しくなっていることがわかりました。このHPを見た方から教えていただきました。ありがとうございました。平成24年3月末までの集計です。ワクチンによる健康被害は1割ほど増えている印象です。

2012年5月25日 平成24年度第1回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会及び第1回インフルエンザ予防接種後副反応検討会及び第1回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会 議事録

平成24年度第1回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会、第1回インフルエンザ予防接種後副反応検討会及び第1回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会 資料


審議会では個別事案には触れないという申し合わせでもあるのでしょうか。重篤症例一覧(4頁)をみるとビックリするような症例があります。10歳代の女生徒が高安病(大動脈炎症候群)、若年性関節炎(Still病)を発症しています。ワクチンは免疫のシステムを破壊し、自己免疫性疾患を誘発することがわかります。審議委員は、血管迷走神経反射による意識消失発作と、欠神発作による意識消失発作の区別が出来ないようです。相変わらず、失神発作の原因を被接種者側の体調のせいにしようとします。

このワクチン自体がてんかん・けいれんを誘発するものであり、さらに全身性紅斑性狼瘡(SLE、Lupus)などの非常に治療の困難な自己免疫疾患を誘発します。到底、利益が害を上回るなどとはいえません。即刻、接種事業を中止し、ワクチン接種者全員の健康調査をすべきです。

この国会質疑のビデオは大変興味深いものです。是非ご覧になってください。初めはインフルエンザワクチンについての質疑ですが、ワクチンメーカーに1000億円!もくれてやった話がちょっと出てきます。パンデミックだと煽って、効きもしないワクチンを国民全員に接種しようとしています。8分頃から子宮頸がんワクチンの質疑になります。

ガーダシル接種の後、特発性血小板減少症を発症したカースティー( Kirstie)さん、ニューヨーク州、の記録を載せました。REFLEX Corp(名古屋)様に翻訳していただきました。感謝申し上げます。ガーダシルの被害者の記録(4)のトップにあります。

クリスティンさん、オーストラリア(Kristin)SaneVaxに寄せられた第2信を翻訳いたしました。ガーダシルの被害者の記録(4)のボトムに配しました。第1信のサマリーとその後の経過となっております。頑張りには頭が下がります。この文書の真ん中より少し上のところで、ガーダシルのことを the vaccine proved ineffective と書いています。

子宮頸がん健診で「がん」が「つくられる」、はこちらに移しました。

(2012-08-06)

この資料も目を通すのが遅れましたが、よく読むべきものとおもいます。それほど長いものでないので、是非目を通してみて下さい。審議会の雰囲気がわかる貴重な資料です。

2012年1月16日 平成23年度第9回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会及び第1回インフルエンザ予防接種後副反応検討会及び第3回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会 議事録

17:00~18:23 の間に、2つの議題「インフルエンザ予防接種後副反応検討会」「子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会」が行われています。時間配分もこのとおりで、私の印刷では、インフルエンザ関係が3/7、子宮頸がん予防ワクチン関係は1.5/7位です。

後者は時間にして18分くらいでしょう。事務方からの、アナフィラキシーショック、失神についての説明が殆どです。副反応報告の中の「重篤」例については、数の報告だけで、内容については全く触れられていません。呼吸停止の例(医療機関からの報告のNo.39)も、心肺停止と後遺症の例(同No. 51)も、 感覚麻痺・脳脊髄炎の例(同No.9)にも一言の言及もありません。座長も委員も参考人も、資料を読んできたのでしょうか。ワクチン接種により深刻な健康被害を負った方のことはどうするのでしょう。

常識的には、副反応が数に於いても程度に於いても深刻であるとして、ワクチン接種の中止を決めなければならない会議だったとおもいます。

委員は全員知っていて、事務方から、あるいは委員の誰かから今日は触れない、という口裏合わせがあったのでしょうか。。


(2012-07-21) 18日、大崎市役所の健康推進課に、日本での子宮頸がんワクチン副反応の被害について説明に行きました。市側2名に厚労省の資料を渡し、私が説明しました。市議会議員1名、市民1名に立ち会っていただきました。そのときのために作成した文書です。一部修正箇所ありますが同じ内容のものです。


http://satouclk.jp/子宮頸がんワクチン:主にサーバリックスの副反応、健康被害.pdf


 (2010-07-16) VAERSはよくわからないのですが下をクリックすると見ることができます。
http://www.medalerts.org/vaersdb/findfield.php?EVENTS=on&PAGENO=12&PERPAGE=10&ESORT=&REVERSESORT=&VAX=%28HPV+HPV2+HPV4%29&DIED=Yes
死亡例の最後suicide.pngのVAERS ID:456608は13歳の女性で、サーバリックス(AHPVA143BA)を2011年8月18日に射っていて、同年9月1日に自殺しています。無菌性脳炎、髄膜炎とされ、ディストニアとパーキンソン症候群の症状があったようです。葛根湯Kakkonto、オノンONON、ムコダインMUCODYNE、アレグラALLEGRA、ロキソニンLOXONINを処方されていたとあります。サーバリックスが注射されているのはイギリス、日本、インド、スペインですが、この処方薬をみると、日本人じゃないのかと思われるのですが。(図上で左クリックすると拡大されます。)

(2012-07-14) 子供がワクチンを射ったお母さん方から、「娘の月経がおかしい、過少月経である」という事を頻繁に聞くようになりました。厚労省、婦人科学会は早急に調査すべきです。

(2012-07-12) サーバリックスは、注射後15~30分すると脳に働き、てんかん発作を起こさせているようです。厚労省の資料2ー3「子宮頸がん予防ワクチン接種後の失神関連副反応について」に目を通すのが遅れましたが、大変参考になる資料です。意識変調の原因として、痛みによる血圧低下(血管迷走神経反射)は意外に少数であることがわかります。
7ページ以降の「サーバリックス接種後に失神に至った症例のうち、発現までの時間が15~30分であった症例一覧(グラクソ・スミスクラン株式会社提供資料)」を読むと大変重要なことがわかります。

症例No.4は、左腕三角筋部に1アンプル筋注後、約15分後に立位より上記にて受身をとることなく転倒。後頭部を打撲。症状は直ちに消失。血圧、動脈血中酸素濃度などアナフィラキシーを示唆する所見なし。。。つまり血圧の低下により倒れたのではないということです。
症例No.11は、注射の後特に変化もなく、帰宅時母親が会計中、カウンター前に転倒。前のめりに転倒。転倒時に下顎部打撲裂傷、擦過傷あり歯も少し欠けるた。すぐに意識回復。。。。とあります。受身や防御姿勢をとることなく、突然倒れたようです。
症例No.16は、注射して30分後、座ってパンを食べていたら数十秒程度の四肢硬直の意識消失、とあります。

意識消失、転倒の原因が、注射の痛みによる神経反射の血圧低下ではなく、てんかんの一種の欠神発作と考えた方が合っていると思います。つまり、サーバリックスは、注射後15~30分すると脳に働き、てんかん発作を起こさせているということですそのため突然倒れたり、さらにけいれんをおこしたりします。

24時間以降に意識消失を発現したものが13例もあるというのも驚きです


「日本の子供たちの健康被害、500名以上!」はごちゃごちゃして見苦しいのですが、しばらくご辛抱ください。

(2012-07-11) 7月になり、14歳と17歳の女性が腹痛を訴えて見えられました。14歳の方は今年5月に3回め、17歳の方は昨年8月に3回めのサーバリックスの注射をしていました。ワクチンの副反応による腹痛の可能性大と思います。幸い両者とも軽症と思いましたが。
ただ気になるのは、二人とも「いつ注射したの?」と聞いたとき、「分からない」と答えたこと。付き添いの親から注射日を確かめました。

(2012-07-07)
子宮頸がんワクチンは「毒」と認識すべきです。
(2012-07-06)
厚労省の資料より、脳に障害が生じたのではないかと思われる事例をピックアップし、「日本人の子供たちの健康被害、500名以上 !」の上の方に書き足しました。
(2012-07-04)
サーバリックスの犠牲者のエレノー(Eleanor)さん、ブリアナ(Burianna)さんの翻訳を載せております。「子宮頸がん接種反対」「サーバリックスの犠牲者」をクリックしてお入りください。
本日、ガーダシルの犠牲者のテイラー(Taylor)さんの翻訳を載せました。
「子宮頸がん接種反対」「ガーダシルの犠牲者(4)」をクリックしてお入りください。
以上の3編は、REFLEX Corp. (名古屋) 様に翻訳して頂きました。感謝申しあげます。

(日本人で)サーバリックス、ガーダシルで深刻な健康被害を受けている方、手記をお寄せください。許可頂ける場合は、このブログで紹介したいと考えております。
また、「ワクチン健康被害(仮称)」のホームページを立ち上げ独立させて運用していく計画ですので、準備が出来次第そちらに移します。よろしくご協力をお願い申し上げます。





あわせてお読みください。

この記事について

このページは、さとう内科循環器科医院 - 宮城県大崎市が2013年7月 6日 14:25に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「厚労省ー国立感染症研究所の、裏切りのHPVファクトシート」です。

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