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政治
採点ミス再発防止…高校入試でマークシート導入も検討 大阪府教委
2013.6.18 19:35
今年行われた大阪府立高入試で採点ミスが相次いだことを受け、大阪府教育委員会が、一部の試験でマークシート方式の導入も含めた再発防止策を検討していることが18日、分かった。採点や集計時の教員の負担を軽減することでミスをなくすのが狙い。府教委によると、公立高入試でのマークシート導入は全国でも異例という。
今年の府立高入試では全153校(定時制含む)のうち、約3分の1の54校で114カ所の採点ミスがあり、本来は合格なのに不合格とされるなど、計4人の合否判定に影響があった。
現在、試験はすべて記述式で行われているが、府教委幹部は、今回のミスについて「ヒューマンエラーとしかいいようがない」としており、採点ミスの原因分析を進めるとともにチェック体制の見直しを始めた。
そのなかで、マークシートの導入や答案用紙を採点しやすいレイアウトにするなどの対応策が浮上しており、マークシートで機械の読み取りによる採点が行われれば、教員の負担軽減につながることが期待される。今後実施上の問題点や対象科目などを検討し、8月中にも具体策をまとめる方針。
平成21年春の県立高入試で1500件以上の採点ミスが発覚した兵庫県教委では、再発防止策として採点、集計する期間を入試当日の1日から3日間に延長させたほか、答案用紙に小計欄を設けるなどの改善を図った結果、ミスは確認されていないという。
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