「なみえ交流館」開所 いわき
福島県浪江町の避難者交流の拠点となる「なみえ交流館」の開所式は6日、いわき市常磐上矢田町の現地で行われた。
いわき市内をはじめ各地に避難している町民ら約150人が訪れた。馬場有町長と交流館を管理する「なみえ絆いわき会」の大波大久(ともひさ)会長が入り口に看板を掲げた。この後、大波会長が「交流館を町民の孤立化を和らげ、自立するための施設として有効に活用したい」とあいさつした。
馬場町長は「避難先で三度目の夏を迎えた皆さんのつらい思いを心に秘め、早期帰還に向けて除染やインフラ、ライフラインの復旧に努めたい」と述べた。町内の除染や東京電力への賠償請求状況なども報告した。
開所式後、なみえ焼そばを食べながら絆を強め合った。
なみえ交流館は鉄骨2階建て延べ床面積約300平方メートル。1階は事務所、2階はサロンや健康教室などの交流スペースに活用する。開館は原則として午前10時から午後4時までで、月曜日は休館。問い合わせは大波会長 電話090(1066)8601へ。
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