|
いわき市が「旅行費用」助成 対象ツアー拡大、定額制に
|
旅行商品販売促進支援事業の概要を発表する渡辺市長
|
いわき市の観光交流人口回復に向けて昨年に続いて実施されることが3日に発表された市旅行商品販売促進支援事業。個人向け旅行クーポン事業と合わせ、観光業の復興に向けた効果が期待される。
市の観光交流人口は震災前には年間1000万人を超えていたが、震災後の2011(平成23)年は360万人にまで減少。昨年は7割にまで回復したが、現在も観光業の再生復興が大きな課題の一つとなっている。事業は昨年度に続いて実施するもので、昨年度は2万187人が利用し、観光交流人口回復の一手となった。
助成金額は日帰り旅行3000円、宿泊旅行が6000円で、宿泊は平日に限定。出発地は本県外としている。昨年度からの見直しとして、「定率」助成から「定額」助成にして使い勝手や分かりやすさを向上。1回当たりの催行人員を20人から10人として対象ツアーの拡大を図った。また、平日限定によって平日の観光客増大を狙う。助成対象旅行の決定は公平性の観点から、抽選に見直した。
渡辺敬夫市長は3日の会見で、「本事業で多くの人にいわきに来てもらい、力強く復興へ歩む本市の姿を見ていただき、消費活動で経済活性につなげたい」と話した。
(2013年7月4日 福島民友トピックス)
|
|
|