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“早く古里へ” 福島の仮設で願い込め七夕飾り
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仮設住宅の集会所に揚げられた、双葉町民の願いを込めた七夕飾り=福島市・北幹線第2応急仮設住宅
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双葉町から避難した住民たちが7日の七夕を前に、福島市飯坂町の仮設住宅の集会所で、願いを込めた七夕飾りをしつらえた。
ボランティア団体と開いた七夕茶会には高齢の住民約30人が姿を見せた。「早く家に帰れますように」「元気で過ごせますように」と書いた短冊をつるし、折り紙で飾り付けた。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による避難生活は間もなく2年4カ月、七夕も3度目だ。仮設で暮らす70代の女性は「9回避難先を変えた。一部の人たちからの偏見もあるので、古里の家に早く帰りたい。生きているうちに帰れればいいが」と短冊を見つめた。
(2013年7月7日 福島民友ニュース)
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