SA 330からの大きな変更点は、機首にウェザーレーダーが追加された点である。また、ローターはグラスファイバー製になり軽量化と効率向上が図られている。乗客18名および操縦士2名という構成が一般的だが、胴体を延長した派生形もあり、最大では24名となる。エンジンは当初チュルボメカ マキラ1Aを搭載したが、1986年から改良型のマキラ1A1に変更され、AS 332L2ではより強力なマキラ1A2を搭載した。
この機体はかなりの成功を収め、37カ国の軍隊と1,000を超える民間航空会社により採用された。初期には、特に北海油田への人員や機材の輸送用途に重宝された。AS 332をもっとも多数採用している民間航空会社はCHCヘリコプター社であり、AS 332L1とL2を合わせて48機を運用している。
EC 225はAS 332の改良型で2000年に初飛行、2004年に欧州航空安全庁から型式証明を取得した。エンジンはマキラ2Aターボシャフトエンジンにアップグレードされ、振動低減、FADEC化、防氷装置、ギアボックスの強化に加えコクピットはグラスコックピット化されアクティブマトリックス型液晶ディスプレイを装備している。
民間用派生形とは別に、救難(SAR)や対潜(ASW)任務などを目的とした軍用派生型も開発された。これら軍用型の型式は1990年以降AS 532に変更され、クーガーの愛称で呼ばれるようになった。
派生型
- 民間用派生形
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- AS 332C/C1
- 基本型。マキラ1A1エンジン搭載モデルには「1」が付く(他のモデルも同様)。
- AS 332L/L1
- 胴体延長型。
- AS 332L2 シュペルピューマMk II
- さらなる胴体延長とエンジン強化を施した改良型。
- EC 225 シュペルピューマMk II+
- AS 332L2の発展型。詳細は項目を参照。
- 軍用派生形(形式変更前)
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- AS 332B/B1
- AS 332C/C1の軍用型。
- AS 332M/M1/M2
- AS 332L/L1/L2の軍用型。
- AS 332F/F1
- AS 332C/C1をベースにした対艦・対潜型。エグゾセ対艦ミサイルを搭載可能。
- 軍用派生形(形式変更後)
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- AS 532UC
- 旧AS 332B1。武装型はAS 532ACと呼ばれる。
- AS 532UL
- 旧AS 332M1。武装型はAS 532ALと呼ばれる。
- AS 532U2
- 旧AS 332M2。武装型はAS 532A2と呼ばれる。
- AS 532SC
- 旧AS 332F1。
- EC 725 カラカル
- EC 225の軍用型。詳細は項目を参照。
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Aerospatiale AS-332B1 Super Puma - Lofting.jpg
AS 332B1
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Bond Helicopters - AS-332L2 Super Puma Mk2 - Gary Watt.jpg
AS 332L2
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Bulgarian cougar (cropped).jpg
AS 532AL
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A Chilean Navy SH-32 Super Puma helicopter landing onUSS Mitscher (DDG 57).jpg
AS 532SC
現行製造機種
現在も製造されている機種には、コックピットのグラス化などのアップグレードが施されている。
- 民間用派生形
- AS 332L1
- 軍用派生形
- AS 532AL