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【大相撲】

稀勢自信 13勝以上Vノルマ

2013年7月7日 紙面から

土俵祭りを終え、引き揚げる(手前から)白鵬、稀勢の里、琴奨菊=愛知県体育館で(谷沢昇司撮影)

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 大相撲の名古屋場所初日を翌日に控えた6日、綱とりに挑む大関稀勢の里(27)=鳴戸=は、愛知県体育館での土俵祭りに出席。「いつもと変わりない」と自然体を強調した。また北の湖理事長(元横綱)は綱とりについて、13勝以上での初優勝を期待した。

 平常心で初の綱とりに挑む。神妙な面持ちで土俵祭りに臨んだ稀勢の里は「(状態は)いい感じだけど、別にいつもと変わらない。昨日からまた暑くなってきて体調を崩さないように気をつけたい。規則正しい生活を心がけます」。この日は午前中から気温30度を超えた名古屋。暑さにも惑わされることなく突き進む。

 名古屋入り後は部屋以外にも連合稽古や出稽古で調整してきた。振り返れば、春日野部屋に出向いた時は前頭栃煌山に7勝11敗とコテンパンにやられ、場所前恒例となった横綱日馬富士による鳴戸部屋詣でで、右足を気にする様子を見せるなど不安な部分ものぞいた。

 だが、「やれることはやったつもりです」と自信をみなぎらせた。

 今場所最注目力士に北の湖理事長)は「優勝が一番大事。本人も自分も『優勝しなくちゃ』という気持ち。先場所と同様以上の成績なら盛り上がってくる。11、12勝の優勝では寂しい目で見られる」と、綱とりに13勝以上での優勝がノルマとの認識を示した。

 先場所14日目は横綱白鵬との全勝対決に誰もが息をのんだ。今場所でもファンをわかせることができるか。まずは初日に当たる東前頭筆頭の豪風を軽く料理して綱とりへ勢いをつける。

  (永井響太)

 

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