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【芸能・社会】

℃−uteパリで“革命”宣言!! 初の海外公演1300人酔わせた

2013年7月7日 紙面から

 【パリ江川悠】ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「℃−ute」が5日(日本時間6日)、当地の老舗コンサートホール「ラ・シガール」で初の海外公演を開催した。先輩グループのモーニング娘。が火付け役となり、フランスで大人気となったメンバー5人の来訪にパリっ子たちは狂喜乱舞。全23曲のステージに約1300人が酔いしれた。大声援を受け、リーダーの矢島舞美(21)は「これからも世界の人から愛されるグループになりたい」とあらためて決意した。

 会場は、過去にデヴィッド・ボウイやオアシス、プリンスら世界的なスーパースターたちが熱演してきた由緒あるホールだ。午後6時すぎ。メンバーは、「℃−ute!!」のコールと耳をつんざく大声援に包まれながら登場した。オープニング曲「ザ☆トレジャーボックス」からファンのテンションは早くもマックスで、5人のパフォーマンスをさらに熱くした。

 「ボンジュール、トゥルモンド ヌ ソム レ ℃−ute!!(皆さんこんにちは。私たちが℃−uteです)」

 最初に着た海賊風の衣装で、一番大きな帽子をかぶったリーダー矢島は「よくナポレオンみたいって言われるんです」と、フランスの英雄の名前を口にし「私たちもナポレオンのようにビッグになって、℃−uteをめちゃくちゃ有名にしたい」と、世界的なアイドルを目指すことを宣言した。

 ヘソ出しの衣装とセクシーなダンスでもファンを魅了。代表曲「都会っ子 純情」では、初めて生で見られた感動のあまり泣きだす女性ファンもいた。アンコールでは、5人が交代でフランス語でしたためた手紙を朗読。中島早貴(19)は「初の海外公演がフランスで良かった。ドキドキしたけど、皆さんが温かくてとてもうれしかったです」と感謝した。

 「℃−ute最高!!」。終演後も声援はしばらく鳴りやまなかった。℃−uteの持ち味は、05年のグループ結成当時から厳しいレッスンで培ったアイドル業界屈指のダンス。今回のライブで世界に通用することが証明できた。5人にとって、海外公演にはじくじたる思いがあった。同時期に事務所入りした7人が「Berryz工房」として先にデビューし、海外でも活躍しているからだ。悔しさをバネに努力を続けた結果、多くのファンが待つフランス行きが決まった。

 「今まで℃−uteは世界に飛べないグループだと思いましたが、ちょっとは飛べるグループになったかな」。萩原舞(17)は照れながらこう続けた。「世界中の大きい場所でライブがやりたい。いつかアメリカのマディソン・スクエア・ガーデンでできたら最高ですね」

 世界へ船出する準備は整った。矢島も「いろんな国の言葉を覚えて、いろんなジャンルの曲を歌える℃−uteになりたい」と胸を弾ませた。

<℃−ute(キュート)> 2005年にハロー!プロジェクト・キッズのメンバーで結成。通算4枚のインディーズ作品をリリースし、全国でミニライブと握手会を開催。07年2月、シングル「桜チラリ」でメジャーデビュー。同年の日本レコード大賞の最優秀新人賞に選ばれ、NHK「紅白歌合戦」にも初出場。発売した21枚のシングルすべてが「オリコン」で10位以内をキープしている。

 

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