寺越武志さんらが行方不明になる前、最後に目撃された地点周辺を視察する古屋圭司拉致問題相(左から2人目)=22日午後、石川県志賀町、松井望美撮影 |
古屋圭司拉致問題相は22日、石川県志賀町を訪れ、親族から拉致認定を求められている寺越武志さんら3人が行方不明になった現場周辺を視察した。政府認定以外のケースで拉致問題相が視察するのは初めて。
古屋氏は視察後、記者団に「(拉致された)疑いが払拭(ふっしょく)できない」と指摘。そのうえで視察した理由を「拉致された全員を帰国させるのが政府の基本的なスタンスであり、その一環だ」と説明した。
3人は1963年に能登半島沖へ漁に出たまま行方不明になった。親族らが政府に拉致認定を求める一方、現在北朝鮮で暮らす武志さん本人は拉致を否定している。
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朝日新聞官邸クラブ