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参議院選挙「期日前投票」始まる
7月5日 12時8分

参議院選挙「期日前投票」始まる
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第23回参議院選挙が4日に公示されたことを受けて、仕事や旅行などで今月21日の投票日当日に投票できない有権者が投票日よりも前に投票する「期日前投票」が5日から全国で始まりました。

このうち、名古屋市緑区の区役所に設けられた期日前投票所には、小雨が降るなか、朝から有権者が次々と投票に訪れています。
訪れた有権者は、選挙管理委員会の担当者から選挙区、比例代表の順に、それぞれ投票用紙を受け取っては、記載台で意中の候補者や政党・政治団体の名前を書いて、1票を投じていました。
4日に公示された参議院選挙には、定員73の選挙区に271人、定員48の比例代表に162人の合わせて433人が立候補しています。
前回・3年前の参議院選挙では、全国の選挙区で有権者全体の11.62%に当たる1200万人余りが期日前投票を行い、参議院選挙としては最も多くなり、投票者数の20%を上回りました。
参議院選挙の期日前投票は、一部を除いて、5日から投票日前日の今月20日まで、役所や商業施設などに設けられた期日前投票所で、午前8時半から午後8時まで受け付けられます。

仮の役場で期日前投票

原発事故ですべての住民が町の外に避難している福島県双葉町では、いわき市に新たに設けられた仮の役場で行われています。
福島県双葉町は、原発事故で全域が避難区域となり、仮の役場を埼玉県内に置いていましたが、先月、多くの住民が避難している福島県いわき市に移しました。
この新しい仮役場で、4日に公示された参議院選挙の期日前投票が、5日から始まりました。
早速、訪れた有権者は、選挙区と比例代表の2枚の投票用紙を受け取って記載台で記入し、それぞれの投票箱に投じていました。
投票に訪れたいわき市に避難している男性は「近くに投票所があるのは便利です。まだ道半ばの復興に向けてしっかり実行してもらいたい」と話していました。
双葉町の住民は、いわき市のほかに福島県内や全国各地に避難しているため、町では、選挙期間中、県内の仮設住宅や埼玉県内など合わせて13か所に期日前投票所を設けるとともに、郵便で投票用紙を取り寄せて避難先の選挙管理委員会で投票する不在者投票の利用も呼びかけています。
双葉町選挙管理委員会の武内裕美書記長は「一人一人の声を国政に反映するためにも多くの有権者に投票してほしい」と話していました。

在外投票も始まる

海外に住む有権者の在外投票が5日から世界各地の大使館などで始まりました。
在外投票は、海外に住む日本人が外国に居ながら国政選挙に投票できる制度で、ことし2月の時点で、およそ10万6000人が在外選挙人名簿に登録されています。
今回の参議院選挙では、世界各地の日本大使館や総領事館など215か所で投票が行われ、このうち長期滞在する日本人が最も多い中国の上海では、日本時間の午前10時半から総領事館で投票が始まりました。
受付の開始とともに投票所を訪れた有権者は、候補者の名前や政党名が記された名簿を見ながら投票用紙に記入していました。
機械メーカーに勤める男性は「現在の日中関係は、トップどうしが会談できないほどよくない。中国で仕事をしているので、そういう状況を改善してほしいと思って投票した」と話していました。
投票期間は、地域によって異なりますが、遅くとも今月15日までに締め切られ、大使館などの職員が、投票用紙を日本に持ち帰って投票日の今月21日に開票されます。

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