「鈴木宗男」さん　新党大地が擁立　代表と同姓同名

　政治団体「新党大地」（代表・鈴木宗男元衆院議員）は四日、参院選比例代表に、鈴木代表と同姓同名の新人、鈴木宗男さん（７３）の立候補を届け出た。総務省の発表資料によると、鈴木さんは千葉県君津市在住の会社社長。同党の立候補者は選挙区二人、比例代表九人の計十一人となった。

　公民権停止中で出馬できない鈴木代表に代わり、「鈴木宗男」の知名度を生かした支持票を集める狙いとみられる。

　鈴木さんは四日午前、千葉県君津市で取材に応じ、「同姓同名というのも何かのご縁と思い、頑張る」と意気込みを語った。

　二〇一〇年の参院選以来、出馬を要請されていたことも明らかにし、「（大地の有力後援者で歌手の）松山千春さんらから強烈に出馬を頼まれ、そこまで言うならと昨日、最後のご奉公の気持ちで決意した」と説明した。