きつねのひなた荘パラダイス計画 3


青山素子×浦島景太郎



「浦島先輩、お昼御飯できましたよ。」

 しのぶの手が障子に掛かる。

「あっ、しのぶちゃん、開けないでっ。たまちゃんがっ!」

「ええっ。」

 障子に掛かったしのぶの手が止まる。

「ごめん、しのぶちゃん。たまちゃんが反対側にいるんだ。開けるのなら左側を開けてくれる?」

「いえ、いいんです。お昼の支度が出来たので報せに来ただけですから。」

 景太郎が言う左が自分から見てなのか、景太郎からなのかの判断がつかなかったしのぶは、特に障子を開けることに執着しない。

「ありがとう、しのぶちゃん。今、モトコちゃんが小テストやってるんだ。後、三分で終るから、直ぐに行くよ。」

「はい、浦島先輩。御飯よそって待ってますから、なるべく早く来て下さいね。」

「うん、今日のお昼は何?」

「今日は、しのぶ特製卵焼きと若鶏の特製甘酢あんかけです。」

「うわあ、しのぶちゃんの作る物は何でも美味しいのに、特製が二つもあるなんて楽しみだなあ。直ぐいくよ!」

「はい、待ってます。」

 幸せ一杯って感じの声で答えたしのぶが、トタトタと可愛らしい足音を残して立ち去って行く。

 景太郎はしのぶと話すと無意識にアマアマのやさしい顔になる。これは、景太郎がひなた荘に来た当時、他の住人(主に素子)に迫害を受けていた頃から、しのぶが一貫してやさしくしてくれていたことによるようだ。

「酷い男だ。」

 つい先程まで、愛しあっていた女が男に言った言葉がこれだ。

「ええっ、モトコちゃん、もしかして、怒ってる?」

 口調も表情も十分怒っているのだが、景太郎には信じられない。

「何故、他の女を抱きながら、そのようにやさしい顔で話ができるのだ。」

「でも、管理人の仕事を全部やってもらって、その上、食事の用意までしてくれたしのぶちゃんに、冷たくなんて出来ないよ。」

 景太郎は素子が言いたいのは、しのぶにやさしくするなということと思っていた。

「違う、私が言いたいのは障子一枚隔てた机の上で他の女とセックスしておきながら、自分を慕っているしのぶと何も無いかのようによく話せるな!しのぶに悪いと思わんのか!」

「…………ねえ、モトコちゃん。しのぶちゃん、今は俺の事好きかもしれないけど、しのぶちゃんも高校生になって、そのうち、周りがみえるようになるから、世の中には俺なんかより、カッコよくて、頭の良い男がいくらでもいることに気がつくよ。」

「浦島。確かに世の中にはお前より、カッコよくて、頭の良い男がいくらでもいるだろう、でも、お前ほど、やさしくて、バカな男はそうはおるまい。私はお前のバカでやさしいところが好きだ。きっと、しのぶもそうだと思うぞ。」

「ゴメン、モトコちゃん。俺、嫌な奴だ。」

「浦島そう物事を難しく考えるな。ひなた荘の住人達は大なり小なりおまえの事が好きだ。みんなの好意をお前が受け入れたとしても、私はそんなに悪いことだとは思わないぞ。」

「それって、二股O.K.ってこと?」

「言葉は悪いがそうゆうことだ。スゥのなんか特に、故郷に一夫多妻制がまだ残ってるそうで、ここをお前のハーレムにしてみんなで楽しく暮らしたいなんて言っていたな。」

「ええっ、まさかぁ、スゥちゃんには男と女のこうゆうことが良く分ってないんだよ。」

 軽く受け流そうとした景太郎の言葉を素子が繋ぐ。

「まあ、私の個人的な見解だが、きつねさんは乗り気だったし、しのぶも可奈子も嫌そうではなかったな。私となる先輩が反対しただけだから、私がこうしてお前の女になったからには、なる先輩をうまく落とせれば意外と簡単に実現するかもしれないぞ。」

 ハーレムは男のロマン、見果てぬ夢だ。それをひなた荘の中で一番自分とは縁遠いと思っていた素子に寝物語に囁かれ、多少なりとも可能性があるのではと思わされてしまう。

「ダメダメ、モトコちゃん。こうしてることが成瀬川にバレただけで半殺しだよ。そんな大胆なこと企んだらきっと殺されちゃうよ。さあ、しのぶちゃんが待ってるから、お昼御飯にしよう。」

 素子の魅力的な誘惑を冗談めかしてはねつけた景太郎だったが、なにかしら心の奥底に刻まれたものがあった。







「うんっ、美味しいよ、しのぶちゃん。特にこの鶏のあんかけ最高だよ。」

 慌ただしく後始末を済ました景太郎と素子は、何ごとも無かったかのようにしのぶと食卓を囲んでいた。

「えへへ、そーですか?」

 しのぶが嬉しそうに笑う。

「うむ、かなりのものだ。精進したな、しのぶ。」

 普段、軽々しく人を誉めない素子にも持ち上げられたしのぶは舞い上がってしまう。

「ええーっ、そんな大したことないですよ。モトコさんだって最近、きれいってゆうか、女の私から見ても凄く色っぽくなって、好きな人でも出来たんですか?」

「しのぶ、私は浪人中の身だぞ、そのようなことにうつつをぬかす暇など無い!」

「えー、そうなんですか?」

「しのぶ、騙されたらあかんで、モトコはついこの間、好きな男に処女を捧げたばかりなんや。」

 ひょっこり、顔を出したきつねが素子の秘密をあっさり暴露する。

「ええーっ、きつねさん、本当ですか!」「きつねさんっ!」

 きつねに真偽を確かめようとしたしのぶだが、椅子を弾き飛ばす勢いで立ち上がった素子の過剰な反応が真偽のほどを物語っていた。
 気まずい沈黙が辺りをつつみ、しのぶに御飯をよそってもらったきつねが食事を始めた。皆も無言で箸を進めていたが、きつねが箸休めのついでのように、

「んで、どーやったんや、モトコ。初めての男の味は?」


ブーッ


 味噌汁をすすっている最中に、生々しい質問をぶつけられた素子は、豪快に吹き出す。

「モトコさん、大丈夫ですか?はいっ、タオル。」

 しのぶが差し出したタオルをひったくるように受け取った素子は、口元を押さえる。

「きつねさんっ!食事中にそんなはしたないこと。」

「えーやん、しのぶかて聞きたいやろ。」

「………聞きたいです。」

 素子のそそうを片ずけていたしのぶが、消え入るような声で答える。

「うっ、しかし。」

「えーやん、えーやん、しのぶももう直やから、参考の為に教えたってぇーなぁ。」

「そっ、そんなっ、きつねさん。もう直だなんて。」

 しのぶはちらりと景太郎のほうを見ると、うつむき赤くなる。そして、小さな声で、

「やっぱり、痛かったですか?」

「えっ、うっ、うん、痛かったぞ。」

「凄く、痛いんですか?」

「いっ、いや、それ事態はそれほどでもなかったんだが、立て続けに四度も注がれてしまってな、破けた所を何度もこすり続けられたのがこたえたんだ。」

「うわっ、なにっ、そいつケダモノやな。処女喪失は一種の儀式なんやから、男はいかんでもええくらいやのに四度も姦るなんて、なんて身勝手な奴や!」

「違うっ、違うんだ、きつねさん。私がしてって言ったんだ。それに奴も初めてだったんで仕方がなかったんだ。」

 素子は景太郎のことを悪し様に言われ、必死になって擁護する。

「ジョーダン、ジョーダンや、モトコ。しかし、あのモトコがえらい女らしゅうなってもーて、そんなに惚れとるんか?」

「うっ、この状態を惚れてるっていうのですか?」

「うちの見たとこ、メロメロやな。モトコ、なにいわれても結局、姦らしたるやろ?」

「うっ、それは、どうしても、お願いとかいうし。」

「しかも、わがまま言われて、本当はうれしいやろ。」

「うっ、…………うれしいです。」

 顔を伏せ、真っ赤になった素子が小さな声で答える。

「はぁー、メロメロやわ、モトコ。あんま甘やかしたらあかんで、特に危険日にはアレ付けさせなダメやからな。」

「はぁ、分ってると思いますけど。」

「あかん!あかんで、モトコ。男に任しとったら、直ぐ、孕まされてしまうで。あいつら、外だしが避妊方法やと本気で思ってるやん。」

「まさか、いくら奴がバカでも。」

 素子の視線が瞬間、景太郎に向けられる。

「この間、モトコには簡単にレクチャーしたけど、しのぶもおるで、もう一度やっとくわ。」

 しのぶは黙ったまま下を向いてしまう。

「まず、避妊方法の種類やけど、オギノ式、コンドーム、経口避妊薬、避妊具、外用避妊薬、ペッサリー、ホルモン注射、日本ででけるのはこんなとこやな。このうち、経口避妊薬、簡単に言えばピルや、これを買うには産婦人科医の処方箋がいるし、避妊具、ペッサリーなんかは内診受けなあかんで初心者には論外や。初心者向きなんはオギノ式、コンドーム、外用避妊薬なんやけど、外用避妊薬は失敗率が高いんで取り敢えず外しとくわ。まあ、いつでもコンドーム付けとくのが一番安全なんやけど、……これを男は嫌がるんや。」

「何故です?」

 素子が首を傾げる。

「まあ、言ってしまえば、男のわがままやな。女の方のリスクを考えたら付けるのが当然なんやけど、男ときたら、『生で中だし最高!』とかいいやがって、チクショー、しのぶ、あんたはこんな男に惚れたらあかんで!」

「はぁ、なんかあったんですか?きつねさん。」

「あはははは、なんもある訳無いやん、うちは男の手も握ったことの無い清らかな乙女やし。」

 大嘘付きながら、きつねが素子を誤魔化す。

「で、きつねさん。最大限、男のわがままを聞くにはどうすればいいのですか?」

 横道に逸れた話を、素子が元に戻す。

「スマン、モトコ。で、生で中だししてもいい日の目星を付けるのがオギノ式なんやけど、月経周期を元に算出するものやから、意外と失敗が多いんや。分こうとると思うけど月経周期には個人差もあるし、けっこう、体調や精神的なもので狂うからな、しのぶもモトコもキチンと来るほうやからそう心配せんでもええと思うけど、月経予定日前10日から月経予定日までは危険日やでゴム付けさせなあかんで。」

  *注:大嘘です。本当の危険日は30日周期の女性で、月経周期の7日目から22日目までです。

「はい。」

 素子が指折り数えて自分の危険日を確認する。

「しのぶ、恥ずかしいと思うけど黙っとたらアカンで。ゆうても付けんような男はダメや!やめとき。」

「…………先輩は、浦島先輩はどう思いますか?」

 突如として始まった、女三人の生々しい会話に口を挟める訳も無く、景太郎は箸を銜えたまま石になっていた。

「ケータロ!」「浦島!」

 きつねと素子に同時に突っ込まれて、景太郎が我にかえる。

「ゴメン、ちゃんと聞いていたよ。俺の考えは世間一般とは違うんだ。ほらっ、うちの親って十数年ガンバって俺一人しか子供が出来なかったんだ。なんかすごく欲しかったらしくて、結局、可奈子を養子に貰ったんだけど、特に二人とも身体には問題が無かったんだ。だから、俺にとって子供ができるのって、んー………スゴく幸運なことだと思うんだ。」

「浦島ぁ。」「先輩ぃ。」

 本来、子供ができるというおめでたいことを、病気でも予防するかのように話していた二人は、景太郎に笑いかけられ申し訳なく思えてしまう。

「しのぶちゃんがこの人なら抱かれてもいいって思える人が出来て、その人もしのぶちゃんを大切に思っているなら、高校生のしのぶちゃんを妊娠させるようなことはしないんじゃないかな?」

「浦島先輩、ごめんなさい。そうですよね、好きな人なんだから、信頼すればいいんですよね。」

「うん!」

 景太郎からの頼もしい言葉にしのぶの表情は緩み、それはそれは嬉しそうだ。

(素子に続いて、しのぶもメロメロやん。ケータロの奴、分ってて言ってるんやないやろな。)

「じゃあ、そろそろ御飯食べないと、しのぶちゃんのせっかくの料理がさめちゃうよ。」

 景太郎の言葉で胸が一杯になった二人だが、促され食事を続ける。





「あー、美味しかった。しのぶちゃん、ごちそうさま。」

「あっ、いえっ、そんな。」

 皆が食事を終えた所で、景太郎がごちそうさまをいい、後片ずけをしようと席を起つ。

「あっ、浦島先輩、私がやりますから。」

「いいよ、いいよ、しのぶちゃん。今日は管理人の仕事全部やってくれて、ありがとう。これくらい、やらせてよ。」

「いえ、そんな、私がやりますから。」

「じゃあ、二人でやろうか。」

しのぶに異論のあるはずも無く、二人仲良く、皿を洗い始める。

「あの二人がああしてると、ホンマ、微笑ましいわ。なあ、素子。」

「そうですね。」

 食事を終え、くつろいでいたきつねが、楽しそうに皿を洗っているしのぶを見ながら、素子に声をかける。

「で、ホントのとこ、どうやってん、生涯二度目のセックスは。」

「そんな、きつねさん。しのぶに聞こえます。」

 急に小声になった素子が顔を赤らめ言う。

「朝から、セックス覚えたての小僧と子娘が何時間も二人っきりでおって、なにもせんかったなんて言わせへんでぇ。」

「それはそうなんですけど。」

「で、どうやった、処女と童貞に毛の生えたようなカップルが同時にイクなんてことはありひんやろうけど、少しはえかったか?」

「実は、上手くできました。」

 蚊の鳴くような声で答える素子。

「ホンマか?イケたんかモトコ。」

「ええ、二度ほど。」

「そりゃ、目出度いわ、モトコ。オナニーも知らんような小娘が二回目でイケるやんて、奇跡やで。あんたら、よっぽど身体の相性がええんやわ。そんな男なかなか当たらへんに。」

「そうなんですか?」

「『そうなんですか?』じゃないて、身体の相性がええっていうのは、すごく幸運なことやに、おめでとう、よかったな、モトコ。簡単に手放したらあかんで。」

 一生懸命なきつねがとても可愛く見え、素子もなんとなく嬉しくなってしまう。

「どうしたの二人ともそんな小さな声で、楽しそうだね。」

「あはははは、なんでもないで。それより、ケータロ、昼からどうするんや?暇ならうちとどっかいかへんか。」

「ええ、それなんですけど。モトコちゃん、しのぶちゃんも一緒に勉強してもいいかな?」

「ああ、もちろん、構わないぞ。」

 お昼からも景太郎に可愛がってもらおうと思っていた内心を微塵も見せず。素子が平然と答える。

「じゃあ、きつねさん、そーゆーことなんで。」

「まあ、そーゆーことなら、しゃーないわ。」

 別にきつねも本気で誘った訳で無く、笑顔で三人を見送った。







「浦島先輩、しのぶです。入ってもいいですか?」

 一旦、自室に勉強道具を取りに戻ったしのぶは二人に遅れて管理人室を訪れていた。

「しのぶちゃん、どうぞ、入って。」

「失礼します。」

 勉強道具を抱えたしのぶは静かに中に入り、後ろ手で障子を閉める。

「しのぶちゃん、ここどうぞ。」

 あらかじめ、しのぶのスペースを確保しておいた景太郎が座布団を勧める。

「ありがとうございます、浦島先輩。」

「分からないことがあったら、なんでも聞いてね。しのぶちゃん。」

「はいっ。」

 しのぶから、二三の質問があったが景太郎はそれに淀み無く答え、静かに勉強会が進んで行く。

「さあっ、モトコちゃん、二回目のテスト行くよ。さっきと同じで合格点は80点だからね。」

 素子の勉強がきりのいいとこまで進んだ所で、景太郎がテストを始めようとする。

「さっきと同じか?」

「そう、さっきと同じ時間だよ。さあっ、始めるよ。」

 素子の質問の意味を正確に把握した景太郎は、目配せし、テストを始める。





「はいっ、そこまで。」

 予定通りの時間でテストを終らせ、サクサクと採点を終えた景太郎はとても嬉しそうな声で、

「残念だったね、モトコちゃん。70点だよ。」

「ううっ。」

「丁度、三時だから、お茶入れてくるよ。モトコちゃんはその間、間違った所、復習しといてね。」

「浦島先輩、私が入れてきます。先輩はモトコさんのテスト見てあげて下さい。」

「そお、しのぶちゃん。ありがとう、頼めるかな?」

「はいっ、任して下さい。」

 嬉しそうに請け負うとしのぶは、軽やかな足取りで出て行ってしまう。

「いい子だよねー、しのぶちゃんは。さあっ、テストで70点しか採れない悪い子にはお仕置きだよっ。」

「ううっ。」

「さあ、お仕置きするよ。スカートとショーツを膝まで下ろして、ここに座って。」

 にこやかな顔で景太郎は目の前の机を指し示す。

「そんなっ、しのぶは直ぐ、戻ってくるぞ。」

「大丈夫だよ、しのぶちゃんはいい子だから麦茶三杯入れて速攻でかえって来るようなことはしないよ。」

「そうかもしれないが。」

「ほらっ、俺が脱がしてあげるから、おいで。早くしないと、しのぶちゃんが戻って来るまでにお仕置きが終らないよ。」

 催促する景太郎に負け、素子は机の前に立つ。

「いい子だねー、モトコちゃんは。」

 素子の前に膝建ちになった景太郎は嬉しそうにスカートをショーツと一緒に下ろすと、素子を机の上に寝かせ、両の膝裏に手を入れさせてお腹の上で手を組ませる。

「ふふ、恥ずかしくないの、モトコちゃん。男の目の前にオマ○コさらしちゃって、お尻の穴も丸見えだよ。」

「ああっ、そんなっ。お前がしろっていうから。」

 俗に言うマングリ返しの体勢で自らの性器を直視できる素子は、顔を真っ赤にして抗議する。

「モトコちゃんって、意外と見られるの好きだよね。オ○ンコが弛んできちゃってるし、アナルもピクピク動いて、盛り上がってきてるよ。そろそろお尻も使えるようにほぐしておこうね。」

 そういうと景太郎は隠しておいたエンジェルエッグ3号止めゴム、テープ付きを取り出し手の届く所に置くと、素子の尻の下に膝を進め、女の尻を抱え込む。

「ああっ、浦島っ。お尻は、お尻は許してぇ。」

 素子の哀願を無視した景太郎は、アナルに舌を這わせ、舌先で皺を広げるように味わうと弛んできたお尻の穴に舌をねじ込む。

「はああぁぁ、浦島、ダメェ。それ以上は許してぇ。」

 大腸に侵入してきた景太郎の舌を、素子は必死にお尻の穴を絞めて抵抗する。

「ダメだよ、モトコちゃん、抵抗しちゃ、そんな態度なら遠慮しないよ。」

 一旦、アナルから口を放した景太郎は、素子に警告すると、十本の指で大きく拡げたお尻の穴に唇を押し付ける。

「はひゃぁぁぁ、うっ、浦島っ。吸うなっ、吸わないでくれっ。今日はまだトイレにいっていないんだ。それ以上吸われると、ひゃぁぁぁぁ、でちゃぅぅぅぅ。」

「もう、抵抗しない?」

 流石にウ○コを食べる趣味のない景太郎は、チュポッンと唇を放すと素子に譲歩を求める。

「しない、しませんっ。だからっ、だからもう吸わないでぇ。」

「えー、もっと抵抗してくれればいいのにぃ、残念だなぁ。」

 内心、ほっとしている景太郎だったが、さも残念そうに唇を放す。

「はい、モトコちゃん、少し拡張するからねー。力んじゃダメだよ。」

 左手中指を第一関節まで挿入するとゆっくりと下に引っ張り、空いたスペースに右手親指をねじ込む。

「はあぁぁー、うっ、浦島、苦しいのっ。もっ、もう許してぇ。」

「ダメだよ、モトコちゃん、ここから広げて拡張なんだからね。」

 景太郎は容赦なく素子のアナルを上下に割り広げていく。

「ひゃぁぁぁ、そっ、そんなにされたら、わっ、私。」

「ふふっ、モトコちゃん、何っ、ウ○コ出そう?そんなにいきむとホントに出ちゃうよ。ほらっ、もう頭が見えてるし、流石にちょっと臭いかな?……………やっぱり、お尻を使うときは事前準備が必要だね。モトコちゃん、これからはちゃんとトイレを済ましておくんだよ。」


 グスッ スン 


「たっ、頼む、浦島。もっ、もうこれ以上は。」

 涙声になってきた素子の言葉に景太郎は素直に従う。

「そうだね、モトコちゃん。今日はこれくらいにしておこうね。次はもっと大きく拡張するから楽しみにしててね。」

「ああっ、そんなぁ、次だなんて。」

「ええっ、モトコちゃん、いやなの?」

「んっ、うん。」

「ふーん。」

 唇を尖らせた景太郎は両手の親指で素子の秘部を大きく左右に開く。

(ほっ、よかった、十分に感じてる。それにしてもモトコちゃんのオマ○コって、エッチだなぁ。)

 アナルへの愛撫に素子が口とは反対に悦んでいる事を確認した景太郎は、素子の秘部を視姦し始める。

(はぁー、やっぱりモトコちゃんのオマ○コって、綺麗だなぁ。アンダーヘアーなんか細くてややウェーブのかかった陰毛が菱形に生えてるだけで変なとこには全然生えてなくて、綺麗に産毛が生え揃っててお手入れしてるようには見えないし、オマ○コこんなに大きく広げても全然口を開けないなんて、伊達に鍛えて無いや。)

「ぁあっ、浦島っ、そんなに広げてじっくり見ないでくれ、スゴく、スゴく恥ずかしいんだ。」

 素子の言葉とは裏腹に大きく広げられた秘部がヒクヒクとうごめく。景太郎が揉むように押してやるとヤラシー液が吹き出す。

「モトコちゃんっ!」

 景太郎は液の噴き出し口に狙いを定めると舌をすぼめて突き刺す。素子の膣中に侵入を果たした景太郎の舌は、上下左右の膣壁を押し広げるようじっくり味わう。

「ダ、ダメッ、浦島っ。そんな恥ずかしい所舐めないでぇ。」

 嫌がる素子は景太郎の舌を排除しようと必死に締め付けてくる。キュウキュウ締め付けてくる素子の膣から閉め出された景太郎は、お返しとばかりに大きな音を立てて吸ってやる。


ズズズッ ピチャッ チュウ チュウ


「スゴいよ、モトコちゃん。モトコちゃんのオ○コ汁、スゴく美味しいよ。少し、しょっぱくて生臭くて粘々するけど、スゴいよ。」

「ああん、浦島。やめてぇ。」

「嘘吐きだね、モトコちゃん。舐めても舐めても全然吸いきれないよ、こんなにいっぱいオ○コ汁漏らしておいてやめては無いよ。」

「うそっ、そんなぁ。」

「うそなもんか、ほらっ、見てっ。」

 景太郎は素子の秘部を大きく割り開くと圧迫して吹き出す液を見せつける。

「ああっ、ちっ、違うの。浦島、許してぇ。」

「ダメだね、モトコちゃん。嘘吐きのモトコちゃんにはお仕置きだよ。」

 景太郎は左手人差し指と中指で素子の秘部を左右に開くと、右手中指をゆっくり挿入していく。

「うわぁ、グチュグチュで熱々だぁ。こんなに粘こっくて、からみついてくるなんて気持ちいい筈だね。あっ、こっ、ここだね、モトコちゃんのオマ○コの一番気持ちいい所は。」

 隅々まで素子の膣の感触を楽しんでいた景太郎だったが、段々とピストン運動へと切り替えていく。


ニチッ ニチュッ ニュチュッ グチッ グチュッ


 徐々にスピードと激しさを増す景太郎の攻めに、声をあげずに耐えていた素子が我慢できなくなる。

「ひゃあんっ、うっ、浦島。そこぉっ、そこいいのぉ、もっと、もっとしてぇ。」

 景太郎は素子が示したポイントに深々と指を埋め込み、指をへの字に曲げてボリボリとほじってやる。

「はあんっ、いいのっ、浦島ぁ、ひぃんっ、ひんっ、いきそっぅ。」

 テンパりかかった素子は抱えていた脚を離し、景太郎の指をくわえ込もうと、腕で体重を支える不自然な体勢で必死に押し返してくる。

「やああん、いきそっ、いくっ、ああん、いくぅ。あああああああああああああああああああああぁ、ダメッ、浦島ぁ、お願い抜かないでぇ!」

 絶頂への階段を外されかかった素子はスゴい力で締め付けてくるが、引っかかりの無い指は簡単に抜けてしまう。

「ゴメンねぇ、モトコちゃん。そろそろ、しのぶちゃんが戻ってくるからお仕置き済ませておかないと。」

 頬張っていた物を無理矢理引き抜かれて不満げに口をパクパクさせる素子の膣に、準備しておいたエンジェルエッグ3号止めゴム、テープ付きをくわえさせると、止めゴムを使いピンクローターのスイッチを素子の左足外側に括り付ける。

「はい、モトコちゃん。オマ○コからコードが出てて恥ずかしいからパンツ履こうね。」

景太郎は素子にスカートを履かすと、畳に大きく脚を開いて座り、素子を移動させると後ろから抱き寄せる。

「なあ、浦島。もう、しのぶが戻って来るんじゃないのか?」

「大丈夫だよ、しのぶちゃんは成瀬川みたいに足音がしてから1秒で入って来ないよ。」

キャミソールをたくし上げ、むき出しになった両の乳房に手を延ばすと左手で乳房を搾るように揉み、右手は乳首をひねり出すように掴み尖った乳頭、乳輪を三本の指で転がす。

「はあんっ、うっ、浦島ぁ。そんなにされたら私っ。」

「なにっ、モトコちゃん、またガマン出来なくなる?いいよ、モトコちゃんさえ良ければ、しのぶちゃんの目の前でチ○コ頬張らせてあげるよ。しのぶちゃん、驚くだろうなぁ、モトコちゃんが本当はオマ○コにバイブ入れて男のチ○コくわえて悦ぶ変態女だって知ったら。」

「ちっ、違う、悦んでなんか無いっ!」

「ふーん、ホントかなぁ。じゃあ、試してみるね。」

 言うがはやいか、景太郎の手は丈の長いキャロットスカートの中に隠してあるピンクローターのスイッチに延びる。

(ああっ、気持ちいいっ。うう、こんなふうに扱われて、こんなに気持ちいいなんて、私は浦島がいうように本当の変態なのかっ。)

 背後から耳たぶを噛み、首筋に舌を這わす。左手でさらに硬さを増した乳首をクリクリと回す。右手を強引にお腹の上からショーツの中に侵入させると陰毛をまさぐり、直ぐしたのクリ○リスを探り当てつまみ転がす。景太郎は必死に声を押し殺す素子をいいように嬲り、愉しんでいる。

「ああぁっ、浦島っ。もう、ダメっ、ガマン出来ない。し、してぇ。」

「可愛いよ、モトコちゃん。こういうとき、どうしたらいいのか分かっているよね。」

「ああっ、浦島ぁ、またそんな。…………オマ○コ、オマ○コしてぇ。」

「ふふっ、可愛いよ、モトコちゃんはどんどん可愛くなっていくねえ。残念だけど、少し遅かったみたいだね。」

景太郎に言われて素子が耳を澄ますと、トタトタとしのぶの可愛らしい足音が聞こえてくる。

「浦島先輩、入ってもいいですか?」




あとがき(みきやすの言い訳)

 しのぶの「浦島先輩、お昼御飯できましたよ。」から、「浦島先輩、入ってもいいですか?」までを繋げて、奇麗に収まった一本と思ったんですが、つかみは弱いわ、きつねは出過ぎるわ、エロは少ないわと良いとこ無しの一本になってしまいました。




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