米国:同性婚容認「偉大な日だ」 支持者ら大歓声

毎日新聞 2013年06月27日 01時02分(最終更新 06月27日 01時15分)

 【ワシントン西田進一郎、ロサンゼルス堀山明子】「ありがとう、最高裁」「USA!」。米連邦最高裁が同性婚容認の「歴史的」(オバマ大統領)判決を下した26日、裁判所前に集まった約1000人の同性婚支持者らの間からは、大きな歓声が上がった。人々は真夏のような強い日差しで汗だくになりながら、涙を流したり、抱き合ったりして「全面勝訴」を喜びあった。

 しかし、同性婚に反対する保守派の反発は必至で、判決を受けた関連法改正を巡る議会調整は難航しそうだ。

 最高裁前では原告たちが相次いで会見し、「今日は偉大な日だ」と判決を喜んだ。同性愛者で、同性婚を支持する活動を続けてきたジョン・ベッカーさん(28)は「連邦政府として同性婚を認めるという初めての判決で影響は計り知れない。もう『違法』な関係ではない」と涙をぬぐった。

 2008年11月に同性婚禁止の州憲法修正条項が住民投票で可決され、州の結婚証明書発行が中断していた西部カリフォルニア州でも、今回の連邦最高裁判決で手続き再開が認められることになる。同性愛の権利擁護を訴えてきたウェストハリウッド市の住民らは「カリフォルニアの勝利」と祝賀ムードに包まれた。

 ロサンゼルス郡保安官事務所ウェストハリウッド支部の前支部長で、レズビアン(女性同性愛者)のケリー・フレイザーさん(51)はこの日を待ち望んだ。カリフォルニア州で合法化された場合には結婚届を出すつもり。パートナーと養子縁組をした男の子を育てるフレイザーさんは「家族が法的にも認められた」と喜んだ。

 08年に結婚届を準備しながら、提出のタイミングを逃したレズビアンのソニア・ルナさん(40)は、養子縁組をした3歳の息子に「ママが結婚する」と書いたTシャツを着せ勝利をアピールした。

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