過去の職場&就職体験記 (2)弱小企業での地獄−11

第11話「トラック運転手占い師?」

(1998年11月執筆)


 さて、今回はまた派手なタイトルになったけど、内容は地味よ。
 様々な占い師が現れては消え……。今回のタイトルの占い師もその一人。

 私が辞めた時点(’98年10月末日)では玉先生(仮名)と社長は依然として付き合いは続けていましたが、辞める数ヶ月前からワールドに新しい登場人物(占い師)が現れたのです。その名もクリスティーヌ(同系統の仮名)!

 普通に生きてる人ならさ……名前を聞いただけで怪しいのが解かるよね。日本在住の占い師で名前がカタカナはイカンよ……カタカナは……。
 カタカナってのはサ、何となく馬鹿にしたりおちょくったりする時に使用するモンだからね(←そうなのっ?!) 第9話の「アジャリ」は私が勝手にカタカナで呼んでいただけで、実際は「亜闍梨」っていう位の一種だから、まぁ許せる……かな……(にしたってあの人の胡散臭さも相当のモンだったけど……)

 でさぁ、このクリスティーヌって何者?!って当然思うじゃない……。
 クリスティーヌはねぇ……アメリカ人女性の元トラックの運転手なのよぉ……。名前がカタカナの胡散臭さは国籍でカバーできても、元トラック運転手から占い師への転身という胡散臭さは何も持ってしても隠し切れるものじゃないよね。

 社長から聞いたクリスティーヌの経歴を言うとだねぇ、何でもクリスティーヌがトラックを運転していると、ある時神サマが「クリスティーヌや……お前は日本に行って私(←自称・神サマ)の声を人々に伝えるのじゃ」ってゆったんだってー。はははー。こりゃスゲェ……って、信じてる場合じゃねーだろッッ!?

 まぁさぁ、胡散臭い話ってのは中途半端に胡散臭いとウロンな目で見られちゃうケド、突き抜けちゃえば誰の手にも負えなくなるから却って認められちゃったりするンだよネー……。
 ――で、クリスティーヌは認められたんだな、社長に。

 社長は経営方針やその他様々なことで悩んでおられるので、そういうクリスティーヌのような道を示唆して下さる方に弱くてらっしゃるのネ。今度なんか相手は外人だからね。通訳者付きで占ってもらったの。
 クリスティーヌは社長にこう言ったね。
「アナタは既に人の意見を聞かずとも、己の思うように行動すればすべてが上手く行く、というレベルに達しています」
 ――……困るんだよねぇ、社員に何の相談もなくこういう勝手なこと言われちゃ。クリスティーヌの所から帰ってくるや否や、社長はお気に入りの社員を捕まえて、延々この話を聞かせていた。
 大体さぁ、そもそも社長がいつ人の意見を聞いたよ。「既に」も何も、人の意見なんか聞いたコトねーだろ、クリスティーヌよ……。そしてあの社長が思うように行動して上手く行った試しがあるのか? いつも社員が尻拭いをしているのは気のせいなの?
 これだから外人はよー……(←そういう問題ではない)

 社長はさぁ、自分の都合の良い台詞を聞くために大枚叩いて占い師に会うのよね。別に自分のお金だからいいケド、社員に迷惑は掛けんでくれ……。



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