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【大リーグ】岩隈、ソロ2発浴びて4敗目 防御率1位守るも…球宴は微妙?2013年7月6日 紙面から ◇レンジャーズ5−4マリナーズ【アーリントン(米テキサス州)大城和美】マリナーズの岩隈久志投手(32)は4日、敵地でのレンジャーズ戦に先発。エイドリアン・ベルトレ三塁手(34)にソロアーチ2発を浴びるなど、6イニング0/3を5安打4失点で4敗目(7勝)を喫した。防御率2・60はア・リーグトップを守ったが、4試合連続4失点と失速気味で、6日に発表される球宴の初選出は微妙な状況となってきた。試合はマリナーズが4−5で逆転負けし、12年ぶりに狙った敵地でのレンジャーズ3連戦の全勝スイープはならなかった。 1人の打者に全てをぶち壊しにされた。岩隈は丁寧な制球で6イニングを1失点。ところが、3−1と2点を勝ち越してもらった直後の7回に落とし穴が待っていた。 先頭のベルトレは、2回に左中間席へ放り込まれた打者。警戒して臨んだはずが、真ん中の88マイル(約142キロ)ツーシームを中堅フェンス奥の芝生まで運ばれ、岩隈は放心したような表情で打球の行方を見守った。これで気落ちしたのか、安打と四球で無死一、二塁としたところで降板。後続が残した走者を2人とも生還させたため、岩隈に4失点がついた。 「前の回(味方の攻撃)がちょっと長かったので、何となくリズムが壊れてしまった。せっかく点を取ってもらったのに、粘りきれなかったし、頑張りきれなかった」。背番号18は力のない声で語り、「若干疲れが出てきているが、そんなことは言っていられない」と必死に前を向いた。 これで確実と思われていた初の球宴も、不透明になった。防御率2・60こそリーグトップのままだが、これで4試合連続4失点で、この間は0勝3敗、防御率5・54。さらにここ3試合だけで7被弾と“一発病”に苦しめられている印象が強い。 それでも、岩隈を球宴に推す米メディア(電子版)は多い。野球サイトのブリーチャーズリポートは「最後の球宴予想」として先発投手陣に岩隈を含めたダルビッシュと黒田の日本人3人を選んだ。スポーツサイトのラントスポーツも「岩隈は同じ日本人のダルビッシュの陰に隠れた存在だが、間違いなくマリナーズで最も球宴にふさわしい成績の選手だ」と猛プッシュ。全国紙USAトゥデーに至っては「球宴の先発はシャーザーではなく岩隈がふさわしい」と激賞した。 「クマは球宴候補だ。疑問の余地はない」とウェッジ監督。運命の“ご神託”が下るのは、6日(日本時間7日)だ。周囲はその実力を認めているが、果たして−。 PR情報
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