大槌で「ひょうたん島」ライブ　音源提供の小曽根さんら

　岩手県大槌町の防災無線で流れる町ゆかりの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のテーマ曲を、東日本大震災後に録音して提供したジャズピアニスト小曽根真さんら１５人が５日、ひょうたん島のモデルとされる同町の蓬莱島を前に演奏した。

　小曽根さんらは雨の中、町民ら約１３０人にひょうたん島のテーマ曲や「ふるさと」など６曲を披露。小曽根さんは「音楽で少しでも楽しんでほしかった」と話した。同町の岡本啓子さん（４０）は「島の前で、生で曲を聴けてうれしい」と笑顔だった。

　町の防災無線で毎日正午に流れるテーマ曲は、震災で音源が流失、小曽根さんの提供で２０１１年８月に復活した。