囲碁、初挑戦の河野九段が黒番に　碁聖戦第１局

　囲碁の井山裕太碁聖（２４）に河野臨九段（３２）が初挑戦する第３８期碁聖戦（新聞囲碁連盟主催）５番勝負の第１局は、６日午前９時から金沢市の北國新聞会館で始まった。

　井山碁聖は初防衛が懸かり、河野九段は初の碁聖位を目指す。

　握りで河野九段が黒番となり、タスキ型の布石でスタート。左下の黒にカカッた白を河野九段がハサむと、井山碁聖は早くも１０手目を長考。白が外側からのツケを放つと、河野九段はブツカリからの切断で仕掛け、難解な戦いに入った。

　立会人は小県真樹九段。持ち時間各４時間で、同日中に勝敗が決する。