トップ > ノンセクション > 社会 > 「テコンV計画頓挫」の情けない理由

人気ランキング
東スポ芸能
東スポ本紙の芸能スクープ記事がスマホで読める!
国内3キャリア完全対応
詳しくはこちらから
アクセスはこちら!
http://g.tospo.jp/
QRコードQRコードをスマートフォンから読み取ってください


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「テコンV計画頓挫」の情けない理由
2013年07月06日 11時00分

2012年8月30日付本紙紙面

 韓国の彫刻家キム・テッキ氏(42)が竹島(韓国名・独島)に、韓国の人気ロボットで“独島の守護神”として有名な「テコンV」を設置しようと募金活動を行っていたが3日、韓国のインターネット上で猛反対を受け、募金が中止されたことが分かった。原因は皮肉にも韓国の若い世代にテコンVが日本のマジンガーZのパクリであることが浸透したことだった。

 キム氏による「テコンV設置プロジェクト」は今月1日、朝鮮日報が報じた。日本から朝鮮が独立した記念日である光復節の8月15日、竹島の東島の船着き場に全長13メートルのテコンVがトロンボーンを吹いている像を設置し「独島は韓国の領土だ」と世界に発信しようという企画だった。資金調達のため、6月27日からネット上で募金がスタートし、これまで計18人が164万ウオン(約14万円)を寄付した。反日活動に熱心な韓国人にしてはパッとしない数字となったのは、プロジェクトをきっかけに若い韓国人の間でテコンVの正体が日本の盗作だと浸透してしまったからだ。

 韓国のツイッターでは「日本のマジンガーZを盗作したテコンVを設置したら、世界や日本がどう思うか心配だ」「日本のロボットの象徴を独島に設置したら、日本に独島を渡すことになるだろ」「韓国独自のアニメのドゥリやポロロ、ロボカポリの像を作れよ」と反対の声が噴出した。当のキム氏は「テコンVは韓国初のロボットアニメで、老若男女が知っている懐かしいアイコンだ」と主張し、スポンサー企業を募って、プロジェクトを続行する意向だという。

 本紙既報通り、韓国アニメのテコンVは1976年に制作。韓国では初の巨大ロボットアニメで、放映当時も絶大な人気を誇り、30年以上が経過した現在でも韓国のアニメファンの中では評価が高い。それどころか、韓国政府が2005年に制作した竹島の領有権を主張するCMでもテコンVを登場させ“独島の守護神”と認定している。

 つまり、このテコンVは、韓国人のナショナリズムを象徴するようなロボットなのだ。しかし、韓国での制作当時から、日本人アニメファンは「どこからどう見てもマジンガーZだな」と確信していた。

 韓国事情通は「韓国のアニメファンはテコンVに熱狂した。なぜならテコンVの放映当時、韓国では日本アニメはおろか映画だろうが歌謡曲であろうが、日本製コンテンツの放映や演奏が一切禁止されていた。だから、当時の韓国人たちは、この世の中に『マジンガーZ』というアニメがあることを知らずに、そのパクリアニメであるテコンVに熱狂したんです」と説明する。

 韓国では1940年代に反民族行為処罰法を施行し、日本文化を追放。1998年に建前として日本文化開放宣言を出した。無国籍的な日本のアニメは放映できたが、忍者や着物のキャラクターは放映禁止。ようやく2004年にアニメはほぼ完全解禁された。ところが、日本のドラマや映画、日本語の歌のテレビ放映はいまだに禁じられたままだ。

 一方、ネットでは無制限に日本のコンテンツを視聴できるため、ネット世代の若い韓国人にはテコンVがマジンガーZのパクリだということが知られてしまったわけだ。





ピックアップ
【ミッドナイト競輪 in 小倉】初日(5日)
小倉ミッドナイト競輪は7月5、6日に行われる。東スポWebでは「出走メンバー、コメント、本紙の狙い」そして競輪担当記者のコラム「秋田麻子のミッドナイトレインボー」を掲載します。

塾長が「パチスロ北斗の拳 転生の章 」の勝利への秘孔を突く!
ホールで話題沸騰中の「パチスロ北斗の拳 転生の章」。革新的なシステム「あべしステム」を搭載し生まれ変わった新生北斗を、パチスロライター・塾長が解説。今すぐチェ~ック!!

みこすり半劇場
07月06日更新

おすすめコンテンツ
峯岸がAKB研究生を毎週1人ずつ紹介

オトコの悩みもバッチリ癒します!「占い師の助言DX」

サバイバルオーディションの第2回戦進出20人が決定

「2013ミス・アース」日本代表は、堀川優さんに決定!

東スポ動画
アリスプロジェクトのアイドル20人が湘南美容外科クリニックのCM出演をかけたオーディションに臨み「好きな言葉」「一発芸」を披露した。
注目コンテンツ
開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載!

ビートたけし本紙客員編集長が審査委員長の独自の映画賞!

日本マット界の隆盛、発展を祈念し、東スポが制定したプロレス大賞です。