<ソフトバンク6-1楽天(5日)>長いトンネルをやっと抜けたーー。ソフトバンクは5日の楽天戦(ヤフオクドーム)に6ー1で快勝。連敗を5で止めた。打線は楽天のルーキー・則本を打ち崩し、初回に5安打で4点を奪取。先発したエース・摂津も安定した投球で、自身初の2試合連続の完投勝利(9勝)を挙げた。折り返し初戦の73試合目を勝利で飾り、4位浮上。後半戦に勝負をかける。
前日までの拙攻がウソのように、初回からキレイに打線がつながった。本多が一死から楽天・則本の初球を右前に運ぶと、内川も140キロの初球をとらえて左前へ。一、二塁の好機で出席に立ったのは4番・松田。3球目のカーブを中前にはじき返し「初回からいきなりの先制のチャンス、次につなげる気持ちで打ちました。自分でも納得の一打」。自画自賛の一振りで先制点を叩き出した。
続く長谷川も初球の直球をとらえた。中堅の頭を越える二塁打でさらに2点を加えると、最後は今宮がとどめの一撃。打球は三遊間を抜け、長谷川が4点目の本塁を踏んだ。安打は出るもののつながらず、得点を奪えないことに頭を抱えていたことがウソのような電光石火の攻撃だ。打線は則本相手に6打席で3三振しているラヘアを外し、福田を今季初スタメンに据えたが、このテコ入れも功を奏した。7回一死二塁で打席に立った福田は、初球の142キロの直球をがっちりとらえ、中堅フェンス直撃の三塁打。これが貴重なダメ押し打となった。3、4日の日本ハム戦では代打としてコールされながらも、相手投手の交代によって右打者の中西にチャンスを譲り、打席に立つことはできなかったが、その鬱憤を晴らしてみせた。
エース・摂津も貫禄の投球で首位・楽天打線を封じ込めた。7回までは二塁すら踏ませない完璧な投球に「摂津が立ち上がりからすんなり入っていった。そのあともずっといいピッチングをしてくれた」と秋山監督も絶賛。8回に松井の安打と岡島への四球で無死一、三塁のピンチを招き、最後は枡田の犠飛で1点を返されたが「(完投を)狙ってました」と最後まで投げ切り6安打1失点。今季3度目の5連敗をまたもや摂津が止めた。
7月1日の「鷹の祭典」以降、ガッツパープルのユニホームで戦ってきたが、この日ようやく“初勝利”。折り返し地点を迎え、後半戦のスタートを幸先よく勝利で飾った。
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