5月20日の西武戦(西武D)。四回二死一、二塁で二ゴロの送球を一塁ミットに当てながら捕球ミス。チェンジのはずが、その後大量失点で敗戦した。一塁手は「自分の責任」と敗因を背負った。翌21日、QVCマリンでの練習日に西岡は新井に歩み寄り「きのうは全部(責任を)かぶってもらって、すみませんでした」と頭を下げた。低く送球した自分にも非があると感じていたからだ。
「ツヨシはああみえて、すごく周りを気づかう。かわいいところがあるんですよ」
西岡不在でも連敗を3で止めた。痛手は全員でカバーすればいい。価値ある白星だ。
「また、あしただね」。新井が本塁打を放てば6連勝。虎の勝利の方程式は単純かつ明快だ。夏戦線に向け、主砲が上昇気流に乗せていく。 (山田 結軌)
(紙面から)