フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫(25)の衝撃の未婚出産は、あたかも美談のように仕立てられている。「母親として五輪出場へ」「ママでも目指せ金メダル」といった報道が目に付くが、その裏では深刻な事態に陥っていた。実は日本スケート連盟に苦情電話が殺到。中には「お前ら、ちゃんと性教育しているのか!?」と怒りをあらわにする人もおり、連盟スタッフは大困惑しているという。万が一にも「フィギュアの世界は下半身がだらしない!?」などという評判が立っては、一大事だからだ。
安藤は今週末、アイスショー「ファンタジー・オン・アイス」(6、7日、マリンメッセ福岡)に出演するほか、8日には「東日本大震災復興支援チャリティアイスショー」(福岡・パピオアイスアリーナ)、“父親説”のあるプロフィギュアスケーター南里(なんり)康晴(27)と共演する「プリンスアイスワールド東京公演」(12日開幕、西東京市・ダイドードリンコアイスアリーナ)までめじろ押し。
チケットがプラチナ化していると言われ、結果的には出産告白が大きな宣伝効果となったのは否めない。「多くのメディアでは出産した母がソチという夢に向かって決意するという美談になっていますが、非常に違和感を覚えますね。再起しようと本気なら、避妊しないのはなぜ? そこは問われるべきではないでしょうか」と話すのは某フィギュアコーチだ。
実は一連の報道とは裏腹に、迷惑を被っている関係者は少なくない。その“最大の被害者”は何といっても日本スケート連盟だろう。1日のテレビ朝日「報道ステーション」のインタビュー翌日から電話が鳴りっぱなし。その多くは「苦情」だからだ。
事情に詳しいフィギュア関係者が言う。「ほとんどがお叱りの電話だと聞きました。現役選手が入籍もせずにいきなり出産ですからね。五輪を目指す他の競技ではとてもじゃないけど考えられない。電話の中には『お前ら、ちゃんと性教育やってんのか!』と怒っている人もいて、連盟関係者は困惑しているんですよ」
確かに、フィギュア界の“生中出し率”は常軌を逸している。まず、2010年に織田信成(26=関大大学院)が学生時代にデキ婚したかと思えば、今年4月には無良崇人(22=中京大)がデキ婚。そして極め付きは安藤の未婚出産&父不明という異常事態…。有名選手たちの“性の乱れ”を危惧して、怒るのも無理はない。
「連盟は性教育をやるところではない。そんなものは家庭でやるべきなんですが…」と同関係者は頭を抱えている。
だが、怖いのは苦情電話だけではない。もしもこのまま「フィギュアをやらせると下半身がだらしなくなるのでは?」という懸念が、世間的に広がってしまうと大変なことになる。女子の金の卵たちが、リンクから離れていく事態にもなりかねない。もちろん、「将来うちの娘をフィギュア選手に」と考える親たちが減ることも考えられ、これまで築いてきた「王国・日本」が崩壊することになるからだ。
こんな状況だけに、もっか多くのフィギュア関係者の不安はあるカップルに…。交際が発覚した男子選手の小塚崇彦(24=トヨタ自動車)とフジテレビの大島由香里アナ(29)だ。もし、この2人までデキ婚してしまえば、イメージ回復は不可能になるだろう。
「大島アナはすでに29歳でしょ。“女子アナ30歳説”って言うんだっけ? 結婚かフリーかを選択する年齢にさしかかっているんだよね。しかも年上だし、心配。サラブレッドの小塚までデキ婚となったら、もうシャレにならないよ」(別のフィギュア関係者)
デキ婚=不謹慎といわれる時代ではないにしても、安藤の騒動によってフィギュア界は今、重大局面を迎えているのは事実だ。
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