最愛の父の事件発覚――。タレント・ローラ(23)をさらに悩ませる衝撃情報が浮上した。国民健康保険の海外療養費をだまし取ったとして国際手配中のジュリップ・エイエスエイ・アル容疑者(53)だが、当局の本当の狙いは、母国バングラデシュと日本を股にかけた別の集団犯罪にあるという。万が一、その集団犯罪にもローラパパが加担していたとなると、その罪はグ~ンと重くなる可能性も出てくる。
「実は3年前から警視庁はジュリップ容疑者に目星を付けていたんです。事情聴取した関係者は100人超。これは事件が悪質で国境をまたぐ案件だったからです」と語るのは警視庁関係者だ。
ジュリップ容疑者が国民健康保険の海外療養費詐欺の指南役であるとして、警視庁組織犯罪対策1課が逮捕状を取り、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて手配したことが明らかになったのは6月25日。だが、当の本人は昨年8月にバングラデシュに戻り、帰国要請を拒否している。
「昨年8月に日本を離れたのは、今回の詐欺事件ではなく、別件で捜査の手が迫っていることを察知したためなんです」とは同関係者。当局が狙いを定める“本丸”とは一体何なのか?
事情を知る人物は「主に同胞のバングラデシュ人の不法入国、および不法就労の手引きですよ。その見返りに報酬を受け取っていたようだ」と告白。ジュリップ容疑者の不法就労については昨年11月、週刊文春が「親族を不法就労させていた疑惑」を報じている。
当局が不法滞在者の摘発を行っていたところ、ことあるごとに指南役として同容疑者の名前が浮上。
その矢先に今回の詐欺事件が発覚し、そこでも指南役として同容疑者の関与が裏づけられたことから、逮捕状請求に踏み切ったというわけだ。
「入国管理局はそこまで関心を示さなかったが、組対1課が興味を持ち、捜査にやる気を見せていた。大きなヤマになると踏んでいるのかもしれません」(同)。だが、容疑者に“逃亡”されては元も子もない。日本とバングラデシュは友好関係にあるが、両国間に犯人引き渡し条約が結ばれていないことも大きな障害となっているのは周知の通りだ。
「地元警察は捜査協力でジュリップ容疑者の居場所と電話番号は教えたそうだが、殺人などの凶悪事件でない以上、積極的に逮捕に動くことはない。このままでは“逃げ得”になってしまう」と別の警視庁関係者は話す。
実際、日本からの出頭要請にジュリップ容疑者は「知らない。ハメられた」と電話で答え、現在は「ローラさんでも連絡がつかない音信不通状態」(事情通)という。現地を取材した某テレビ局によれば、バングラデシュ国内の自宅で生活している様子もないという。
ジュリップ容疑者が説得に応じ、日本に戻り逮捕された場合、量刑はどうなるのか。板倉宏日大名誉教授は逮捕状の出ている詐欺容疑について「被害の総額が1000万円程度ということもあり、初犯であれば執行猶予が付く可能性もあります。ただ、指南役という重要な立場であれば、いきなり2年程度の実刑判決が出ることも考えられます」。
これに捜査の“本丸”とされる外国人の不法入国・不法就労への関与が加われば、罪状はさらに重くなる。
板倉教授は「入管難民法違反で、先の詐欺罪と(量刑を)併合すれば、5年ほどの実刑判決になるでしょう」と語る。とはいえ「このままバングラデシュにとどまり、逃げ切っちゃうでしょうね。こういうケースはよくあるんですよ」(板倉教授)と、逮捕の困難さは依然残っている。
娘のローラは2日、レギュラー番組のフジテレビ系「笑っていいとも!」に出演。SMAPの中居正広(40)に「ローラ、元気?」と声を掛けられ、笑顔で「元気~」とダブルピースする余裕を見せたが、番組終了後は足早に事務所の車に乗り込み走り去った。
テレビ関係者は「各局とも“温情措置”で、急な降板や出演自粛をお願いすることはないが、新番組となると話は別。スポンサーが難色を示しかねないし、キャスティングは難しい」。ローラの苦悩は、まだまだ続きそうだ。
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