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内閣府 景気拡張局面入った可能性高い7月5日 16時30分
ことし5月の景気動向指数は、高額商品の販売が好調だったことなどから、景気の現状を示す指数が6か月連続で上昇し、内閣府は景気の基調判断を暫定的としながらも、「すでに景気が拡張局面に入った可能性が高い」として上方修正しました。
内閣府は毎月、景気を敏感に反映する複数の経済指標を基に算出した景気動向指数を発表しています。
ことし5月については、景気の現状を示す「一致指数」が平成22年を100として105.9と、前の月を0.8ポイント上回り、6か月連続で上昇しました。
これは、電子部品の出荷が伸びたことやデパートなどで高額商品や夏物衣料の販売が好調だったことに加え、企業の生産活動に関連が深い従業員の残業時間や大口の電力使用量も増えていることが要因です。
これを受けて内閣府は、景気の現状について暫定的な判断だとしながらも、「景気は数か月前に谷があり、すでに拡張局面に入った可能性が高い」として上方修正しました。
また景気の先行きを示す「先行指数」も110.5と、前の月より2.8ポイント上がっており、内閣府は、「先行きに明るい材料はあるが、今後は企業の設備投資や輸出が本格的な回復に向かうかどうかその動向を注視したい」としています。
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