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政治
自民党の取材拒否で与野党“場外乱闘”
2013.7.5 19:39
[自民党]
自民党のTBSに対する取材・出演拒否問題が波紋を広げている。菅義偉官房長官は5日の記者会見で自民党の対応に理解を示したが、野党側は一斉に批判の声を上げ、参院選そっちのけの“場外乱闘”になりつつある。
菅氏は会見で「選挙という極めて大事な時期に客観的事実と違った報道をされた」と述べ、取材拒否は妥当だとの認識を示した。
自民党が問題視しているのは、6月26日放送のTBS報道番組「NEWS23」。「電気事業法改正案など重要法案の廃案の責任が全て与党側にあると視聴者が誤解する内容があった」として、抗議したという。
これに対し、民主党の細野豪志幹事長は5日、東京・新宿の街頭演説で「報道の自由、表現の自由はナイーブだ。参院で自民党が多数になったとき人権は守られるのか」と訴えた。その後、記者団に対し「権力の乱用、権力の横暴そのものだ」と批判。共産党の志位和夫委員長もツイッターで「言論での批判にたいしては言論で反論すべきだ。取材拒否は、まともな政党のとるべき態度ではない」との姿勢を示している。
ただ、民主党も政権時代の昨年2月、前原誠司前国家戦略担当相が産経新聞記者を記者会見から排除している。それだけに「自民党批判は説得力がない」との声も聞こえてきそうだ。
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